2014年7月7日月曜日

東電会見 2014.7.7(月)17時30分~ 2,3号機海水配管トレンチ建屋接続部止水工事の進捗状況(特定監視評価検討会説明資料)・5号機 補機冷却海水系停止に伴う使用済燃料プールの冷却停止・護岸付近地下水2箇所で過去最高値・ALPS 2系統計画的運転停止案内・特定原子力施設に係る実施計画補正関連3件・ほか

東電会見 2014.7.7(月)17時30分~ 2,3号機海水配管トレンチ建屋接続部止水工事の進捗状況(特定監視評価検討会説明資料)・5号機 補機冷却海水系停止に伴う使用済燃料プールの冷却停止・護岸付近地下水2箇所で過去最高値・ALPS 2系統計画的運転停止案内・特定原子力施設に係る実施計画補正関連3件・ほか




1時間55分

福島第一原発取材(8回目)7月8日(火) ~ 新設事務楝、凍土遮水壁現場公開 ★★

特定原子力施設監視・評価検討会 第24回  7月7日(月)

<参考資料>


報道関係各位一斉メール 7/7(月)~7/9(水)

○福島第一プラント 7/7(月)~7/9(水)

○指示・報告 7/7(月)~7/9(水)

漏えいトラブル事故関連 監視モニタリング・分析結果 7/7(月)~7/9(水)

地下水バイパス 海洋放出関連

未使用 焼却工作建屋地下 高濃度汚染水誤移送トラブル関連
  • 水抜き完了のため中止

H6エリア タンク高濃度汚染水100トン漏えいに関するサンプリング結果

H4エリア タンク高濃度汚染水300トン漏えいに関するサンプリング結果

地下貯水層漏えい関連

環境モニタリング・サンプリング 7/7(月)~7/9(水)

○その他 7/7(月)~7/9(水)
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福島第二 7/7(月)~7/9(水)
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福島復興本社 7/7(月)~7/9(水)
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柏崎刈羽 7/7(月)~7/9(水)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#00:08:40

福島第一の状況




○一杉:
7月7日(月)の定例会見を始める。

○東電小林:
福島第一の状況 http://j.mp/1pUDecs [原子炉および格納容器の状況][圧力容器下部温度][格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の通り。特に問題なくしっかり冷却出来ている判断。

○東電小林:
[使用済み燃料プール]冷却は順調。おおきな変動なく冷却を継続。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に7月6日9時58分に移送を停止。

また、3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋への移送は現在も継続して移送中。[水処理設備および貯蔵設備の状況]サリー運転中。多核種除去設備ALPSもホット試験継続中。

[その他]こちらは既に皆さんにメール等を使って連絡しているが、そちらの状況を反映している。★先ず、5号の冷却状況だが、5号の補機海水系配管の弁付近に穴があったと言うことで水の漏洩が発生している。

それに伴い、ポンプを停止下関係上、燃料プールの冷却が現在止っている状況だ。資料を準備しているので後ほど説明する。

めくって裏側。上から一つ目のポツ。★平成26年7月8日からという項目になる。これは多核種除去設備A系だが、6月にC系で発生していた新たな腐蝕対策を実施すると言うことで、明日7月8日から停止して、

犠牲陽極型のガスケットを取り付ける作業を実施していく。こちらについてはC系で対応している同じ箇所について対策を実施することで計画している。

また、B系については7月下旬から止めて1週間程度で同じような対策を実施することで検討を進めているところだ。また、上から二つ目のポツだ。★個体廃棄物貯蔵庫3棟付近に仮置きしていた発電機、

これは可搬式の発電機だが、この発電機から油が漏えいしていることを協力企業の方が発見している。現在漏えいは停止しており、床面に50cm×50cmの範囲で漏えいの後があることが確認されている。

同日、本日の11時6分に双葉消防に連絡して、危険物漏えいであると判断されている。当該の漏洩カ所は、現在、油の拭き取りは終了しており、処理は終了している。

★それから次のポツだ。日付は記載していないが、1~4号機原子炉建屋地下水流入浴製対策の結果が出ている。手元資料の後ろの方に添付しているが、本日の資料データ集の一番最初の資料になる。http://j.mp/1zjkUf9

6月27日のグループ2のタンクになるが、こちらのサンプリングを実施しており、当社と第三者の分析結果が出ている。記録としては記載の通りであり、現在基準として設けているものは十分下回る結果が得られている。

# 運用基準を下回っているかどうか、というより、東電の分析にズルがないことが確認出来ている、という事だよね。その水ちょうだい。##

この結果を踏まえて、明日、排水作業を実施する予定になっている。排水の開始、終了については、いつもの通りメールを使って連絡させてもらう予定だ。福島第一の状況については以上である。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#00:14:05

5号機 補機冷却海水系停止に伴う使用済燃料プールの冷却停止について


それから先程説明した5号機の弁からの水漏れだが、手元の資料を見るのだ。「5号機 補機冷却海水系停止に伴う使用済燃料プールの冷却停止について http://j.mp/1zjkWnn (画像) http://j.mp/1zjl3z8 」

PP資料1枚もので両面3枚のPP資料になっている。時系列はメールを使って連絡しているが、1ページ目の記載にあるように7月6日11時10分頃、当社社員が発見している。

その後、漏洩水を分析したところ、塩素濃度が非常に高いという事と、セシウムがNDである事が確認されている。結果、海水系の配管だが、漏えいした水は海水と判断させてもらっている。

これに伴い、燃料プールの冷却を停止している。停止時間が13時10分だ。停止時における温度は23℃。温度上昇率で評価すると時間あたり約0.2℃という状況だ。

こちらについて現場調査をしたところ、海水系配管の弁に3ミリほどの穴が開いている事が確認されている。下のPP2ページを見るのだ。当該箇所は熱交換機から出て、放水路に行く海水のラインになる。

こちらについているバルブV-91Bというバルブがあるが、写真を見ると、縦の配管の真ん中あたりにバルブが設置されており、バタフライ弁と呼ばれるようなバルブが設置されている。

こちらの弁たい付近に3ミリ程度の穴が開いている事が確認されている状況だ。めくって裏側にどのような対処をしたかを取り纏めている。こちらについては、先ず、硬化剤、パテのようなものだが、

金属の粉体を練り込んだ金属製のパテである。こちらを使って表面を埋めて、その後に内圧が掛かるので、内圧によりこのパテが剥離し内容の、外側からあて板のようなものを宛てて、ベルトで圧迫する方法をとっている。

この方法は緊急的な一次対処としてはよく利用する方法だ。この様な対策をして今後、確認をしていく。

こちらの冷却だが、このポンプが停止している状況であっても、燃料プールと原子炉建屋を交互に切り替えて冷却運転することは可能なので、冷却は実施できる状況だ。

また、冷却については明日、切替え運転することで計画している。計画が決まったところでまた情報提供させてもらいたい。簡単だがこちらは以上だ。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#00:17:50

2,3号機海水配管トレンチ建屋接続部止水工事の進捗状況について ★★★★


それから手元資料の3つ目だ。「2,3号機海水配管トレンチ建屋接続部止水工事の進捗状況について http://j.mp/1zjkYeQ (動画) http://j.mp/1zjl1Y5 」

本日、寄生庁で開催している特定原子力施設監視評価検討会で説明させてもらっている資料だ。http://j.mp/VSPhdf 詳細はこちらの検討会で話しをしているものだが、http://j.mp/1teqnDl

非常に皆さんの関心の高い項目であると思うので、簡単に説明したいと思う。先ず、1ページをめくって2ページから簡単に話したい。2ページは現在、対策している箇所と言うことで、ブルーで塗っている箇所だ。

これが凍結を実施する箇所になる。この箇所について、作業を実施しているところだ。この中で、PP資料3ページ目だ。これは2号の立坑Aの図を出している所だ。

こちらは今、施工が終って凍結作業を継続しているところだが、中々完全凍結に至らないと言うことで、どのような問題があるのか、というところを纏めている。

4ページ、5ページについては、以前に説明している凍結試験をした際の資料を添付しているので、基本的な考え方である。めくって6ページ。こちらも同じように実証試験をしたときの状況を示している。

PP7ページだが、進捗状況としては、現在、A孔の凍結運転を4月から実施している状況だ。また、もう一つ右側の開削ダクトと呼ばれているダクト、これも6月中旬ぐらいから凍結作業に入っている箇所である。

なお、3号機については、AとD共に、現在、削孔作業を実施しているところだ。この中でどのような状況化を次の8ページから順次示している。8ページだが、2号機立坑Aの状況を断面図。

それから上から見た状況をそれぞれ示している。現在、左側の図を見ると、タービントレンチの地下トレンチ上に、この様な形で凍結管、測温管を差し込んでいる状況だ。これらを使って凍結作業を継続しているところだ。

また、右側の図がその中の縦方向の配置図を示しているものである。この状況で凍結を進めているところだが、中々凍結が進まないと言うことで、PP9ページ。

元々は温度測定用の測温管だったが、その測温管を凍結管に変更して、凍結作業を継続している。変更した箇所はオレンジ色のマルがついているところになる。こちらの測温管を凍結管に変更して、凍結を継続している状況だ。

その状況において、ま、状況を確認していくと、その下にあるような4月29日の状況から5月29日にかけては、0℃以下になった部分がかなり広範囲に広がってきている状況ではあるが!まだ、凍結には至ってない状況だ。

# 大丈夫なのか大丈夫でないのか、ハッキリしない説明。このままで凍るのか、凍らないのか見通しを特定施設監視評価検討会ののっけから有識者に問われていた東電… orz 東電会見は東電の都合の良い解釈を示して、それを広く社会の皆さんに伝える場であります。##

めくってPP10ページだ。その後、段々、時間の経過と共に6月29日、7月4日というかたちで、凍結を進めているところだが、凍結範囲が少しずつ異動しながら、凍結範囲は若干だが広くなっている状況ではある!

ただ、中々全面凍結にいたって無い状況だ。あとだな、11ページ、12ページ、13ページについては、この2号立坑A以外の状況を示しているので、こちらは資料を参考にしてもらうと言うことで説明は省略させてもらう。

14ページについても3号のD立坑の例なので、こちらも省略する。その後だな。その凍結状況を確認するという事で、15ページだ。カメラによる内部撮影を実施している。

そちらの映像があるので、http://j.mp/VSSiu9 先ず、映像を見てもらいながら説明を進めたいと思う。ではお願いする。~ 上映ちう ~ こちらから失礼する。これは底部でだな。トレンチの底、床面になる。

今ちょっと光っている、この右側に見えたところが凍結している部分、氷がある部分だ。この部分だな。これが円柱状に底面から上に向かって凍っているところだ。

コレはこれからカメラを上に引き上げていくので、その中で、この壁がずっと上の方にのぼっているのか確認出来ると思う。これは凍結管であり、パッカーの入っていない管になる。こちらの凍結状況を示している。

水の部分もあるが、しっかりと氷が張りつつある状況である! 今の映像を見て、その状況を16ページから示させてもらっている。今、見てもらったのはカメラをだな。

# この説明から小林氏は、本日の特定監視を全く見ていない、小林氏もこの会見に備えてこの資料を中心に読み込んでいることが伺える。質疑中も、この資料から質問に対する回答の情報を拾っていたように見えたし。特定監視と対比で見ると東電会見の位置づけが浮き彫りになる。##

# 尾野氏がスポークスマンをしていたとき、この特定監視評価検討会を見に来ていたことがあった。http://j.mp/1kww1rh ちなみに本日の監視評価検討会ではこのままでは凍らないという事だったけど、その後の本店会見では、このままで凍る、うまく行っている印象広報。##

pp15ページの T15 というところからカメラを落している。これにより、凍結している凍結管の映像を撮影したものになる。で、16ページから17ページについては、それぞれ凍結管の位置、それぞれ示しており、そこの状況について示したものである。

何れにせよ、冷却が進んでいるところについては凍結が確認されていて、温度が少し上がっているところは、まだ凍結が見られない状況である。少し飛ばすが、PP21ページを見るのだ。

21ページ左側の図を見ると、これが全体の凍結のイメージを示した図になる。黄色い部分がパッカーが入っている部分。それからブルーの部分については凍結しているであろうと判断している箇所である。

また、ピンク、というか、赤い部分だな。こちらについては、トレンチ内にある支持構造物になる。それぞれ、あと、点が入っているが、緑色の点は温度を測定する箇所のその素子を示している。

ま、このような状態で、凍結している部分、それからパッカーの入っている部分は、大体止水が進んでいる状況だが、それ以外の白抜きになっている部分、これはまだ凍結していないであろうと判断しているところだ。

めくるとPP資料22ページだ。じゃあ、どんな状況なのかと言うことで、この立坑の中に流速孔を入れて流れの状況を測定している。その状況を示したものが左下にあるこの表になる。動きとしては非常に小さな動きではあるが、

1分あたりcmで記載している。★★★★一番大きな所になると1回目の測定、OP0.5のところで、★★★1分あたり2ミリ程度の(水の)移動がある結果が得られている。

# この動きを止めて凍らせるんだと言う考えを示したら、普通に考えたら電力上げて凍結性能を引き上げるだろと、自分の目には東電の示した今後の対策を否定というか、なんだそれ、と批判されていたようにしか見えなかった東電…更田委員は非常に不満だとかいってたし… orz ##

それ以外のところは1分あたり0.数ミリ、というような非常にゆっくりしたという状況である。ただ、このゆっくりした動きであっても中々凍結してこないことが確認されているので、

先ず当社として検討しているのは、この、現在凍結管だけが入っている部分について、どうやったら凍らせられるのか、という事を検討している。

23ページの図はだな。先程の流速を測定している中で、 その方向も確認出来るので、どのような動きがあるのかを纏めたものである。こちらを見ると出たり入ったりと言うことが分かると思う。

1方向で流れていて、何処かに流出しているということではなく、タービン建屋の水を移送する事により、その移送があるとき、無いとき、それぞれによって水の流れの方向が変わってくることを改めて示している。

で、PP24ページだが、それじゃ、どのような対策をするのか、ということで4つほど項目を挙げさせてもらっている。この表になっている所がそうだが、先ず一つ目としては、ケーブルと例の下側だな。

A-A断面を見るのだ。ケーブルと例があり、その下の部分が空間になっており、現在は凍結管だけが入った状態になっている。この部分は試験の際には凍結管だけで十分凍らせることが出来たが、

流れが微少ではあるが、ある!ということで、中々凍結に至らない。では、ここにパッカーを入れる事が出来ないかと言うことで、現在、パッカーを入れる方向で、現在検討を進めている。

# 流れが微少なので凍らないのだとさ。水温把握、モデル計算もしっかりやらずに何いうとん。外部有識者から凍土遮水壁を不安視する声も聞かれた監視評価検討会… orz 取り敢えずやってみてからダメだったら考える基本スタンスで320億円の血税が自民党の支持母体にと思うと泣ける… ##

パッカーの中の材質については、現在検討している所ではあるが、ここにパッカーを詰め込んで、凍結を示したいというのが一つ目である。それから二つ目の項目。グラウト等による隙間埋めの状態だが、

右上のB-B断面を見るのだ。左側がタービン建屋になり、右側がトレンチになる。タービン建屋を出たトレンチは、出てすぐ、建てに下がってここは言ってみれば絶壁みたいな状態になっている。

その関係から、グラウトを仮に打つ場合でも、このパッカーの外側にグラウトを打つと、全てこの立坑側に落ちてしまう状況になるので、この僅かな隙間ではあるが、

パッカーとタービン建屋の間にグラウト等を充填出来ないかということを現在検討している。こちらについては、どのようなやり方でやるのかは、現在検討しているところだ。

それから3つ目としては、トレンチ内の滞留水の冷却と言うことで、より、水を冷やす事で凍結しやすくすることを検討している。これは、平面図、下の左側の図を見るのだ。

# これらも既にそうなるんじゃないのかと監視評価検討会で指摘されており、その対策準備検討が今になって示されることに相当不快感を持っていた様子の更田委員。##

トレンチにそれぞれパッカーが入った外側に壁がある。この壁の外側に冷却する装置、冷却管を入れて、壁の外側からも冷却して上げようと。これによってトレンチの熱が外に伝わるのを出来るだけ少なくする。

また、外側から冷却することで凍りやすくすることを考えている。なお、この2番、3番については、どのような手順でやるかと言うことは、両方の組み合わせ、またはどちらを先にやるかも含めて検討を進めているところだ。

それから4つ目としては、建屋内の水位変動の抑制、ということで水の流れを抑制することを考えている。これは、以前も実験的に汲み上げを止める事とか、汲み上げ先を変更して汲み上げ速度を落すことを実施しているが、

まっ、あまり長い時間では無く、1週間程度の試験なんで、まだ結果までは出ていない状況である。こう言うところも含めて現在検討しているところだ。今後の全体工程としては、PP資料25ページに示している。

まっ、最終的には追加対策を7月から9月ぐらいに欠けて実施して、トレンチ内の凍結をして、最終的には凍結運転完了後に水移送、その後に充填、ということで、★★★止水を1月末までの計画で現在進める事で考えている。

簡単だが、本日説明させてもらった資料の内容になる。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#00:31:30

■特定原子力施設に係る実施計画関連


それから配付資料4つめだ。滞留水を貯留している建屋ということで、これは凍土壁関係のものだが、こちらの一部の補正と言うことで、補正書を提出している。

こちらについては、既に皆さんに色々説明させてもらっている内容を取り纏めて報告していると。面談等でもらったコメントなどを反映している内容になっているので、資料はHPに掲載しているので参考にするのだ。

# どの資料か分からない… http://j.mp/eO8iBN ##

また、次の資料だ。同じく補正資料と言うことで、こちらは7月4日に提出している。「「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について http://j.mp/THgNZp 」

これはサブドレン他、設備関連になり、こちらについてもと国大きなものではなく、既に出しているものの補正と、細かな状況を反映したと言うことで資料を見ておくのだ。

同じく実施計画書の提出だが、7月4日にもう一点。「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可について http://j.mp/THgPQX

これは以前出している6号機のゲート閉の申請だ。こちらは5号機から6号機の燃料プールへ未使用の燃料、新燃料を移送する際に原子炉の蓋を閉じて、ゲートを閉じる作業を実施するにあたり申請していたものである。



■環境モニタリング・サンプリング


こちらの認可をもらったのでその報告である。最後の資料は先程説明した地下水バイパスの話しであり、測定結果は先程説明した通りだ。「地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果 http://j.mp/1zjkUf9」

あと、手元に通常のサンプリング結果のデータを配布している。特に大きな所はないが、引き続き護岸部分において、最高値を若干更新している状況だ。「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果 http://j.mp/1zjkUf7 」

これは2,3号機間のウェルポイント、それからNo.3-2の地下水観測孔だ。少しだけだが上がった状況だ。簡単だが本日準備した資料は以上である。



○一杉:
それでは質問を受ける。(34分)





■質疑


http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#00:34:20

●フリー政野:【概要】


[2,3号機トレンチ凍結止水工事]
・工事の主旨と理屈



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#00:42:40

●東京新聞清水:【概要】


[2,3号機トレンチ凍結止水工事]
・凍結箇所の図の見方
・寄生庁面談資料で凍る判断を-5℃と示しながら、今回は0℃で凍っていると判断している理由
・配管の中を水が往き来している監視評価での指摘と今後の対策
ほか



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#00:57:00

●NHK沓掛:【概要】


[2,3号機トレンチ凍結止水工事]
・凍らない問題、ケーブルトレイの下にどうやってパッカーを入れるのか
・この工事が凍土壁工事へ与える影響について
・流速2ミリ評価で凍らないのに凍土壁の方は10から20cmの流速で凍るのか。

東電小林:凍土遮水壁は周囲の土ごと凍らせるが、これは土に見立てたパッカーを入れるので手法が異なる。凍土遮水壁は実証試験をして出来る事が確認されているので大丈夫だ。)

ほか



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#01:06:30

●ファクタ宮嶋:

【概要】

[2,3号機トレンチ凍結止水工事]
・凍らないのは準備不足か、線量が厳しく難工事のためか?



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#01:11:15

●テレ朝松井:【概要】


[2,3号機トレンチ凍結止水工事]
・凍っているのが当たり前の凍結管近くにカメラを入れて、わざわざ凍っているところの映像を見せた理由。

・確認し易い場所 T7とT15の間に今後カメラを入れて確認をするか?

東電小林:約束できない。指摘の場所に紐状のカメラを入れるのは、沿って入れる凍結管がないと難しいので。)

・建屋とトレンチを往き来している滞留水の真夏と真冬の温度差

東電小林:地下の温度は年を通して15度ぐらい。と、いわれている。)

ほか



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#01:21:20

●LCM吉本おしどり:【概要・要約】


[2,3号機トレンチ凍結止水工事]
・監視評価検討会でS6部分が1ヶ月で30度上昇、地中でこの様な温度上昇があり得ないと専門家。どのように評価しているか。

[5号機 海水冷却配管に穴、漏えいトラブルによる使用済み燃料プール冷却停止の件]
・パトロールの周期

東電小林:毎日午前中に1回。前日のパトロールでは発見されてないので漏えい発生はそれ以降)

・当該部品の点検周期

東電小林:▼)

[監視評価検討会 1F放射線管理に関する検討課題]
・4号機FSP作業被ばくが3号機由来の被ばくという東電説明が、現場で調査するとそれだけではなくCo-60の寄与がかなりあったと資料ではなく口頭説明をしていた。Co-60やMn-54など腐食性生物の発生総領を評価しているか?

東電小林:本日の議論は把握していない。腐食性生物の発生量も私も確認出来てないので答えられない。)

過去にも地下水観測孔護岸エリアでNo.1-6や1-17でCo-60やMn-54が排水告示濃度限度以上の汚染が見つかっている。Co-60やMn-54等の汚染評価、管理をどう考えているのか?

東電小林:事故後?)

そうだ。

東電小林:今どのような管理をしているか知らない。滞留水の形でそれぞれデータを把握し、処理して綺麗な状態にするのが現状の対処方法だと考える。)

H6タンクエリアの堰から堰外に漏えいした水のサンプリングでCo-60が炉規則の告示濃度限度200Bq/L を超える2,900Bq/L が検出されてており、環境中に出ている。告示濃度以上のものが出ているが、このエリアの漏えいを見ているGシリーズではCo-60等は測定しているデータを発表していないが、測定しているのか?

東電小林:▼確認しないと分らない。分析の過程で見つかれば、こちらが必要な時には提示してる。測定しているかどうかは今明確に答えられない。検出されれば、その都度紹介しているとは思う。)

漏れた当時はかなりのCo-60があったが、その後のモニタリングでCo-60が各種として上がってきてない。NDであってもNDと発表して欲しい。

・Co-60 や Mn-54の地中での挙動はどう捉えているのか?

東電小林:詳細は私は把握出来ていないので、この場では答えられない。▼)

・地下水バイパスで海に捨てた放射性物質を総量としては示せないのか?

東電小林:濃度と排水量を計算すれば出てくるので総量は特に示さない。)

・★★★★質問の回収。寄生庁の資料とここの会見で発表したグラフの数字が何故違っていたのかと質問していたが。

# 凍土遮水壁着工許可を得るための監視評価検討会の影響評価に係わる資料,
被圧地下水でどの程度の被圧が掛かっているか沈降量を示す数字が、この検討会の資料だけ異なっていることについて。{凍土遮水壁着工許可を得るのに都合のよい数字になっていた件}##


東電小林:★★★★あの、あの、前回指摘してもらったグラフの水位に差があると言うことだったが、確認したところ、会見で配ったデータが正しいと。で、寄生庁に出したデータに間違いがあったことが確認出来た。こちらについては、おしどりさんの指摘を頂いて確認したところ、間違いに気がついたと言うことで、おしどりさんにコメントを頂けたことを感謝する。

# ( ゚д゚)ポカーン ##

なぜ、そのような形になったかというとだな。海側の評価をする際には、現在の、その、、東北地方のだな。地盤の沈降量として大体70cmといわれている。それを補正した形の水位データを海では扱っていて、実際には皆さんに会見で情報提供する際にはだな。従来のデータを基準にして、その差で評価していた。その資料をつくるにあたって、その補正を一部、し忘れたのが原因でありましてえ、★★★★その補正をし忘れたものが、寄生庁の資料として提出されてしまった状況だ。

# このひとら、毎回、毎回、資料をつくる度に補正をしているんだ… どうせつくなら、もっとマシな嘘をつけよ… 寄生庁と専門家はこの資料を見て、自民党政府、経産省の意向に沿った、後戻りあっても知らんがな、と言うことで6月着工スケジュールありきの凍土遮水壁を許可。##

# ずっと見てるけど、問題が多すぎて6月着工はとても無理だと思っていたから、最大最悪の建屋地盤沈下の評価を新たに土木の専門家を招いて駆け足でやって、国民の安心立て前に320億円を自民党支持母体のスーパーゼネコン鹿島1社に落す政府、経産省。今までとやってることが… ##

# 危険じゃなければ320億円の国費が無駄になっても構わない規制委。むしろ、どんどん、技術開発を口実に、公共事業のように追加予算が組まれ総工費がふくれあがっていくんだろう。ウハウハですな。ついでに建築現場の日雇い労働ノウハウ持った鹿島さまに使い捨て被ばく労働者獲得に期待してるの?##

# で、今まで口をつぐんできた凍土遮水壁のランニングコストが跳ね上がりかねない議論が、本日の特定施設の海水配管トレンチの止水工事で出てきて、何とか世間の話題をそらせたい東電。彼らの主張するリスクとは、目の前の金、経営リスクのみ。という冷ややかな目で見させてもらってる。##

で、その後に、えええぇ… まっ! 公表させてもらった資料を作成するにあたり、しっかり補正した値出グラフが作られたということで、そこで大体70cmぐらいの差が発生していたのが実情だ。)

# なるほど。その認識があったので、その後はしっかり作ったのか。そこだけ間違えたという認識がありながら黙っていたと。指摘されて気がついたのは、少なくともおしどりさんが質問した後の話じゃないの?その後の資料ってどれのことを言ってるんだろ。いってみ。##

★★★★ありがとうございます。この地盤沈降量が70cmあって、海でも使っているが、土壌の分は、過去の地図が地図とのOPとの比較のため、そのままで行くというのは、2012年の議論で、これからこうしますと発表があったと思うが、それ以降、この様な補正のし忘れは無かったと記憶しているが、ここのグラフだけ、凍土壁の重要な議論のグラフにだけ、補正し忘れが出たということなのか?

東電小林:そ、そうですな、、ちょっと、過去に同じようなものがあったかは把握出来てないが、今回については何本かある線の中の二つだけが補正し忘れた状態になって、いた、かと思う。寄生庁に出した資料と、会見の資料の中で二つのグラフに差があると。二つの線に差があるということの指摘だったと思う。なので、全部し忘れたのではなくて、あのグラフの中の二つの項目の補正が上手く出来てなかったことが原因だ。これは指摘されるまで誰も気がついていなかったのが実情だ。こちらについては指摘してもらったことでちゃんとした資料に訂正できた状況だ。こちらはお礼を申し上げたい。)

# おしどりさんのおかげで、資料がちゃんとした資料に訂正できましたよ!σ(゚ー^ ) と。おしどりさんお手柄や! ってなんでやねん。またやりよった東電。1号機建屋4階 国会事故調調査妨害を思い出すわ… ##

いや、あの、これ、同じ方が作っておられたのか?直ぐにわかる事だと思うが。同じチームや同じ部所なら直ぐにわかる事だと思うが。

東電小林:ソウデスナ アノォ、ちょっと、あのぉぉ、同じメンバーが作ったかどうかという所は把握出来ていないが、資料としては担当部所が作っているので、その中で気がつかなかった部分があったと言うことである。)

…。わかりました。ありがとうございます。

東電小林:▲後、先ほど質問があった件で点検周期がどうなっているか、の質問だが、海水系の配管だな。こちらはゴムライニングがされているということで、点検周期が非常に長く設定されている。当該弁の点検は平成12年4月に点検を実施していると言うことだ。その際には特に問題は確認されていないと言うことだ。▲それからだな。当該は如何の点検周期だが、平成25年7月29日、これは事故後だが、その後、冷温停止にかかる機器の点検計画の見直しを実施しており、当該弁については、点検をして何か兆候等が見られたら分解点検をすると言うことで、★★★通常は外観点検をしており、周期は85ヶ月を設定している。震災前は、これは点検周期を明確に定めており、170ヶ月の点検周期で必ず分解点検を実施することを想定していた。まっ、これはライニングされていると言うことと、過去の点検データを参考にして、点検周期を設定していた。ま、その中から点検周期を少し短くしながら、ま、外観を見て問題等が確認されれば分解点検されれば分解点検する点検法法に変わってきてはいるが、従来な考え方からすれば、適切な運用をされていたと考えていてる。)

# 目視点検の間隔が85ヶ月?? 170ヶ月に1回に分解点検?しないに等しい、問題が起きれば対応ということじゃないのそれ。 使用済み燃料プールの冷却が止る重要な配管じゃないの?? 結果的にプール冷却が止る状況になっても問題ない認識。未来永劫、原発事故がなくなるとは思えませんな。 ##

東電一杉:それでは次の質問は。)

東電小林:▲それともう1件。質問者が居なくなっているかも知れないが、先程のトレンチ配管にどんなものが入っているか質問があったと思う。詳細は非常に細かくなるが、大体概略を説明すると、非常用系の階推計関係の配管が入っているということで、海から繋がっているポンプと接続された配管になる。どの配管がどれかは細かいので、こちらでは全体、非常用海水系の配管ということで確認頂きたい。以上だ。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#01:44:35

●IWJミノシマ:【要約】


[5号機 海水冷却配管に穴、漏えいトラブルによる使用済み燃料プール冷却停止の件]

・★★★建屋内に漏れている海水1,310リットルはどう処理する予定か?

東電小林:回収できるものは回収。建屋内の水の処理ラインに流れ込んだものは廃棄物処理関係の処理にまわされる。)

・配管トレンチ止水は現在、2号機側をしているが、3号機は何時から凍結を開始する予定か?

東電小林:3号の立坑A、立坑Bについては現在削孔作業を進めているところ。今後は凍結管設置を進めていく状況。スケジュールは確認する。▼)

そのスケジュールは2号機立坑が上手く凍結しないことが影響して遅れていることはあるか?

東電小林:資料11ページに2号の状況、13ページに3号、それぞれのトレンチ状態を示してある。今回のパッカー設定にあたり、ケーブルトレンチのような障害物になるようなものはない。配管はあるが、かわした形でパッカーが設定出来るので、2号立坑Aの長に複雑な形状、隙間があきやすい形状がないので、3号機側は凍結しやすい状況だと思っている。この資料から分かるのはその様なところだ。)

# この資料にあること以外は答えられないのか、単に知らされていないのか。##
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#01:49:10

●東電一杉:【要約】


最後に今後の作業について。6号機は炉内使用済み燃料は、全て使用済み燃料プールに移送しているが、原子炉ウェルと使用済み燃料プールは繋がっている状態で一体として冷やしているが、今後、原子炉ウェル側と使用済み燃料プールを隔てているゲートを閉鎖し、使用済み燃料プール側だけを冷やしていこうと考えている。で、閉鎖した後、原子炉ウェル側の水抜きを行うが、その際に燃料プールの冷却浄化系という系統があるが、これを停止する。具体的な日時は7月8日 9時 ~23時、7月11日9時~16時だ。これに伴い冷却が一時的に止るが、運転上の制限値より十分低い値で終了する。今後、このような作業を実施する。



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#01:50:50

●LCM吉本おしどり:【要約】


・ALPS A系の処理運転を明日、C系については7月中旬に停止する予定だと思うが。腐蝕対策の。

東電小林:それは先程説明した。1Fの状況に記載している。)

C系はまだ決まってない?

東電小林:C系は既に対策済み。クロスフローフィルタ取り替えの際に腐蝕対策の再確認を実施しており、その際に今まで対策した以外に腐蝕が見られたので、起動にあたって少し時間をもらっていたと思う。それに対して同じ箇所にA系、B系にも同じ対策を施すため、大体1週間ぐらいA系、B系を停止し、犠牲陽極のガスケットを挟み込む作業を実施する予定。)

東電一杉:以上で本日の会見を終了する。~ あ、続いての質問か?わかった。1件、ご質問が御座いますようだ。それを持って終了させて頂く。)



http://live.nicovideo.jp/watch/lv184637197#01:52:35

●名乗らない記者:【ほぼおこし】

# 名乗らなくても注意されないので、多分、「読売」か「日テレ」記者。##

・XPの事で聞く。2011年震災前からWindows XPの更新が予定されていたと思うが、当時東電はどういった計画を立てていたか?

・それが震災により何か影響を受けて、更に2018年まで使う計画に修正したのかどうか。

東電一杉:そのケースは広報から答えるが、XPについては基本的にサポート切れを受けて、色々なセキュリティ対策を講じている。それにより、まず、セキュリティ対策を講じている。

# セキュリティ対策を講じてるのか。それは安心ですな。MSから特別にサポート提供受けてるの?それとも巷のセキュリティソフト入れて、データ持ち込み、持ち出しを制限したから大丈夫って言ってるの?これだけ原子力関係組織が狙われてるのに。あんたらつくづく原発扱ったらあかんわ。##

更新については、平成24年上期中に新OSの更新が完了することを予定。★★★★当初予定では、平成29年までにパソコンの新OSへの更新を計画していた。)

# 平成29年までにって ガ━(;゚Д゚)━ン!! そうやって問題先送りにして個人情報を外部に垂れ流し、大勢の人に迷惑をかけて、今は電力システムに影響ないと適当な事をいって誤魔化して、その時がきたら謝って済むと思ってんだな。東電には何が何でも原発扱わせる訳にはいかんな。##

震災前から変更はわかっていたとおもうが、サポート切れが。当初、それはどうしていたのか、それが審査によって影響があったのかどうか、という点を聞かせて欲しい。

東電一杉:震災によって影響があったかどうかという点については確認させてもらう。▼ ただ、セキュリティに関わるものについては、どこまで詳しく答えられると言うことはあるが、震災によるか、どうかは確認させてもらう。)

# 核セキュリティとパソコンのセキュリティを一緒にすな。そんな事で誤魔化すなよ。##

当初から、震災前からそれぐらい長期間使う予定だったと言うことか?

東電一杉:その点についても改めて確認させてもらう。宜しいか。それでは本日の会見を終了する。)






~ 終了 19時25分(1時間55分)

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