2013年8月20日火曜日

東電会見 2013.8.20(火)12時30分 ~ H4エリアのタンクにおける水漏れに関する緊急会見

東電会見 2013.8.20(火)12時30分 ~ H4エリアのタンクにおける水漏れに関する緊急会見



1時間54分

漏えい箇所の特定と漏えい容量が300m3が新たな情報のメイン。当該漏えいタンクはNo.5タンク。5つのタンクでひとつのグループを構成。7盤のタンクに水位計。水位が97.7%まで水が入っており、その状態でタンク上面から50cmに水面。

当該タンクは液位計がついていないので、タンク上部からメジャーをおろして確認したところ、2.9mの差があり、換算したら300m3。回収された水は堰内4トン+吸着剤で吸着されたもの。数トンクラスの水が堰内から回収。

水たまりの量はおよそ120リットル程度。他の分は周辺土壌に染み込んだ状況と推察。周辺土壌のサーベー結果。今後測定点が増やされていく。現時点での測定で 1,2で高い雰囲気線量。10、11、13で高い表面線量。

堰の外側の側溝の濃度は高くなかった。漏えい量300トン。極僅かが堰の中。大部分が堰の外。どれだけ広がったかは確認する必要あり。大部分は土のうの堰の反対側にある、11、12、13に影響を与えて汚染。側溝や沈砂池では濃度高くない!

東北地方は夕方雨の情報。拡散を防ぐため、エリア全体を囲んでいる土のうの堰の補強作業を現在行っている。土のうの背面に新たに土を詰めて、更に小型の土のうで補強する形で流出対策の応急措置。


報道関係各位一斉メール  8/20(火)

○福島第一プラント8/20(火)

○いわき市漁協説明会資料 8/20(火)★★

○指示・報告 8/20(火)
  • ---

環境モニタリング 海側観測孔 地下水 高濃度汚染関連 8/19(月)~ 8/20(火)

環境モニタリング・サンプリング 8/20(火)

○その他  8/20(火)
  • ---



■福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて




○東電石橋:
急な案内にも関わらずご苦労さん。この臨時会見は昨日からお知らせしている1F構内 H4エリアのタンクにおける水漏れの続報である。会見者は原子力立地本部長代理であらせられる尾野さまである。よろしこ。

○尾野:
それではよろしこ。今回のトラブルに関係して心配かけている事を詫びたいと思う。ええぇ、昨日来、貯水槽のタンク、こちらから漏えいがあると案内していたが、状況等について最新のところまでの情報で案内する。

手元に資料を配っているので、それにそって現状までわかっているところについて、説明する。まず、PP資料だ。

「 福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報)http://j.mp/17FT8tI」

タンクの漏えい状況の確認だ。今回の確認のポイントとしては、★漏洩しているタンクが特定されたということ。これは裏面で説明するが、No.5というタンクだ。それから、タンクからの漏えい総量が推定されたということ。

総量で約300リットルという量になっている。あ、失礼。★300m3ですな。確認された。その2点がメインである。それから現在行っている対状況について合わせて説明したい。

図面で説明する。3ページ目。http://j.mp/155yzYP タンクエリアと排水路の位置関係について説明したい。御存知の通り、タンクはたくさん作られているが、そのタンクの中のH4、北エリアと言っているエリア。

ここ、印が付いているがこのタンクの襟なかで漏洩が発生したということだ。で、赤で囲んだ部分、下の方にポンチ絵で引き出している。4ページ目である。http://j.mp/155yMv4

で、この中のタンクだが、いくつ管タンクをひとつの塊として運用しているということであり、当該のタンクは、色が見にくいが、上から3段目、真ん中のNo.5のタンクだ。

このNo.5のタンクは、同じ色の他の4つのタンクと一緒に、5つのタンクでひとつのグループを構成している。で、この5つのグループのタンク、一番下のタンク、★7番のタンクに水位計が付いている。

で、当該タンク群には誤気があるが、水位として97.7%、こちらの水量が入っている。水を入れる際に水位計で確認しながら、97.7%まで水位が入った状態で、そこまで入ると、タンクの連結をバルブで閉じて、

# タンクってこんなに水を一杯入れて運用するものだっけ?上に一定の空き持って運用しているんじゃなかったっけ?##

個々のタンクが独立して水を保持する構造になっている。97%まで水が入っている状態で言うと、タンク上面の50cm程度のところに液面が構成されることになる。当該No.5タンクだが、このタンクには液位計がついていないので、

★★★今回、水量を確認するため、タンクの上部から確認をした。タンク上部の点検口から、メジャーを落として液面を計る事をしている。その結果、タンクの上部から3m40cm程度のところに液面が構成されていることが確認された。

従ってこの差分、2.9m分の水がこのタンクから失われている勘定になる。これはタンクの水位(水量)に換算して、およそ300m3になる。このように当該タンクから漏えいがどの程度あったか確認したが、

次にだな。それではその水がどこに入っているのか、ということになってまいると考えている。現在、このH4エリア。ここの堰の内部に残っている水の回収作業を行っている。★回収された水が4トンとういうことだ。

また、水の吸着剤を用いて吸着もさせているということだが、堰内でおよそ4トン+吸着されているもの。それから4トンの吸い上げは今朝方まで行ったものであるので、それ以降、溜まっている分等々もある。

ま、しかしながらあぁぁぁ、オーダー的には、えぇぇぇ、数トンオーダーの水がこの堰の中から回収された!ということになる。それから、昨日説明したとおり、この堰の外側にあった水たまりの水の量は、

およそ120リットル程度、ということであったかとございます。従って、他の分については周辺の土壌等に染み込んだ状況であろう!と推察されるわけである。めくって、周辺土壌のサーベー結果を示す。

# あったかと、ございます。##

こちらについてはまだ調査も継続しているところであるので、今後、測定点、測定箇所等、充実されていくことになるが、現時点で確認されている範囲の中で示している。

先ず、測定だが、測定ポイントとして、マル数字で示してあるような場所の測定を行っている。凡例に書いてあるが、雰囲気線量で計っているところが、それから、表面線量率で計っているところ、

要は、★★地面直近までつけて計っている所と2種類あるが、線量として高い値が出ているところは①であったり、②。これは雰囲気線量で高い線量がでているところである。

# 昨日の話では 直上50cm測定だったけど… ##

それから⑩⑪⑫。これは表面線量で高い線量が確認されている状況だ。ま、従って、

○黒田:
ヒソヒソ 

○尾野:
ワカリマシタ ええ、従って、当該の、ま、漏洩があった箇所の近辺は空間線量が高いことがわかるが、

この図ではややわかりにくいが、このタンクのエリア全体を囲んでいる土の堰だな。が、通っているが、これがちょうどこの図 http://j.mp/155Cq89 でいうと、

ええぇぇぇ、③のマークがあるが、その上あたりを通って、土嚢の席が作られている。ま、大型の土嚢による席が作られている状況にある。★★★従って、⑩、⑪、⑫は土の堰の外側のエリアにあたることになる。

状況としてそのような状況であることが見て取れるわけである。このようなところから、今回の漏えい300トンは土嚢、あるいは土で作った堰の内側に、ええぇぇ、当然一部留まっているということだが、

★★★その外側である⑩、⑪、⑫にも何らか影響を与えている状況が見て取れることがわかった。

# 昨日は規制庁がいってることよりも、我々の言ってることだ、堰内にとどまっていると根拠もなく言ってたのに結局こうなる。根拠もなく漏れてない、ダイジョブだということが東電広報のお仕事。あんたらの姿勢が一番不安で迷惑。自覚もない… ##

ええぇぇぇ、しからばあぁ、周辺の水の分析等事でぇ、水として採取できて線量が描くに出来るものがないか、ということで確認した結果が、同じ表の下のほうだ。試料水の分析結果というところがある。

こちらで見て頂きたいが、試料水としては漏えい水そのものを取っている。それから沈砂池というのが、この図でいうと⑨番の下のグリーンのマルだ。こちらが沈砂池だが、こちらの中の水。

それから⑧番の脇にグリーンのマルが打ってあるが、これが側溝の中の水ということである。ええぇぇ、ちなみにいぃぃぃ、当該場所の付近を通っている側溝であるがぁ、ええぇぇぇ、④ ⑤ ⑥ ⑦ と空間線量を測定している場所があるが、

すぐその下側に洗浄の構造物が図示されているが、これが側溝である。この即効の中の水を書くにんする意味で、水の採集ができた所として、⑧番のところで水を採取してる。

水を採取した結果を見ていくと、堰の内側にあった漏洩したことそのものの濃度で言うと、特徴的なところとして、全ベータの濃度が8.0E+4ということで、これは濃縮塩水を受けている、汚染水をためているものなので、

それと同程度の高い濃度が確認できている。一報、沈砂池の方で言うと、4.1E+1Bq/cm3、側溝で行くと、1.3E-1ということで、相当程度、漏えい水と値が異なってることが、も、わかった。

沈砂池の方は土の壁の土で作った堰の内側にある構造物で、この中で、堰の内側で大量の水が発生した場合に、ここに導かれていく場所である。それから、側溝の部分は堰の外側ということになる。

堰の外側の側溝で確認さえれた水の量としては、濃度としては高くなかったということもわかったので、ま、今今の状況から言うと、先ず、漏えい量としては300トンほどあったと。

★★★で、そのうちの極僅かな部分が、堰の中にとどまっていて、ほとんどが堰の外側に出たと言う状況であると。で、その堰の外側に出たものがどれぐらいの範囲に広がったということについては、現状、確認する必要があるが、

少なくともその一部は土の堰。これは土嚢を使った堰の部分だが、底の反対側にある、⑩、⑪、⑫といったあたりに影響を与え、その表面を汚染しているということが分かる。ただしいぃぃぃ、水の分析から見るとぉ、

沈砂池や側溝の水の濃度は高くない!ということなので、水そのものの直接的な流出という形で、外部に出ているところまで、今のところ、そういった様子は見られていないというところである。

チョット資料に一部抜けがあったようで失礼したが、配り直した資料の中で、6ページがあるともう。http://j.mp/155FZLA 対策として今実施しているところについて説明したい。

6ページだが、こちらの資料は堰内の水を回収する作業について説明している。No.5のタンク、こちらを中心に周辺とのタンクの間に堰を設けて、土嚢を積んで、水の広がりを限定したと。

で、その状態で汲み上げ用の吸い上げポンプを付けて、注型タンクを通じてNo.10のタンクに入れる措置を既に開始している。それから、No.5のタンクから直接水を吸い上げて、

余裕のあるNo.5,6,8といった、この辺りだが、園周辺にある4つのタンク。No.10の下のタンク。それからその下の8のタンク。左の5のタンク。その下の6のタンク、というところ。

容量的に余裕があるのでこちらに移送する準備を進めているところだ。準備が整い次第移送して、No.5のタンクから水抜きを行うことで考えている。

★★★また、本日だが、東北地方については夕刻から雨が予想されているということで情報を頂いている。従って、豆により、汚染水が拡散してしまうことを防ぐ必要があると考えており、

土嚢の堰だが、エリア全体を囲んでいる土の堰。あるいは土嚢の堰だが、コチラんついては、現在補強作業を行っている所である。具体的には上の表で ⑩ ⑪ ⑫ という所があるが、

その間とタンクの並んでいるところの間に、丁度、大型土嚢による席が作られている場所があるが、そちらについて、土嚢の背面に新たに土を詰めて、ええぇぇぇぇぇぇ、さらにぃ、小型の土嚢で補強するといった形で、

流出防止対策の応急措置をとる作業を進めているところである。表に戻って1ページ、2ページ目だ。1ページ目は、私が図面で説明した概略について、簡単にまとめている。

2ページ目は現在、漏えい拡大防止対策として実施しているところについて記述している。私からの説明は以上である。

○東電石橋:
それでは質問を受ける。



■質疑



~ 終了 14時24分(1時間54分)

東電サイトを検索

政府・東電 統合会見議事録から検索

規制庁・経産省・文科省から検索