2013年6月19日水曜日

東電会見 2013.6.19(水)17時30分 ~ タービン建屋 海側地下水 高濃度放射性物質検出関連(続報)・2号機原子炉建屋1階上部空間の調査結果(本田技研 新型ロボット初投入)・1号機窒素封入試験監視パラメータの状況(変化なし)・原子力事業者防災業務計画 修正、届出・建屋開口部、空気中放射性物質分析結果・ほか

東電会見 2013.6.19(水)17時30分 ~ タービン建屋 海側地下水 高濃度放射性物質検出関連(続報)・2号機原子炉建屋1階上部空間の調査結果(本田技研 新型ロボット初投入)・1号機窒素封入試験監視パラメータの状況(変化なし)・原子力事業者防災業務計画 修正、届出・建屋開口部、空気中放射性物質分析結果・ほか

1時間35分


○福島第一プラント 6/19(水)~6/20(木)

○タービン建屋東側(海側)地下水 高濃度放射性物質検出関連 6/19(水)) ★★★

○地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連 6/19(水)~6/20(木) ★★★

○指示・報告 6/19(水)~6/20(木)

○環境モニタリング・サンプリング 6/19(水)~6/20(木)

○報道関係各位一斉メール 6/19(水)~6/20(木)

○その他 6/19(水)~6/20(木)



■タービン建屋 海側 地下水から高濃度放射性物質検出(続報)

○東電石橋:
6月19日の定例会見を始める。本日の会見者は原子力立地本部の福田さまである。どうぞよろしこ。

○東電福田:
それでは定例会見を始める。先ずは本日、http://j.mp/11NnK8O 午前中に会見をした福島第一原子力発電所のタービン建屋東側の地下水調査結果について 続報というところを説明する。

「福島第一原子力発電所におけるタービン建屋東側の地下水調査結果について<続報> http://j.mp/16IoqRh」これについては、今日の説明で1ページ上の方だが、汚染拡大防止対策として漏洩防止の所だが、

先ず護岸の所、背後のエリアに薬液注入で地盤改良を行うという事で、赤で地盤改良範囲を示している。これは変わっていない。追加対策として、★★★2号機の電源ケーブルダクト下部の基礎砕石層とか、

その周辺空隙を充填するところの話しをしているが、この範囲が午前中温説明で分かり難かったという事で、ちょっと絵で示している。ちょうど2号機取水口の左側で濃いブルーで書いているのが、

平成23年4月の時に砕石層に水ガラスを充填した範囲というところだ。これに対し、その上流側である、ライトブルーで描いている、砕石層、並びにその周辺の空隙重点範囲、この辺りの部分について、

今回は追加で水ガラスというの薬液注入を行う事を考えている。それからモニタリングの視点での話しが同じくあったが、この辺り整理したのが次のページである。

ここに記載があるように、赤いマルが、No.1,2,3のそれぞれの地下水の最首展だが、黄色いマルが、これ、小さくなっているが、No.1周辺に4箇所、先ずはボーリングするといっている部分だ。

それから、海水の採取点だが、ここに描いてあるように、赤い2重マルの所。これが、1から4号機のシルトフェンスの内側。それから1,2号機の取水口の護岸の所。ここを採取すると。

それから、取水口内北側と言っているのは、緑色のところの部分になるという事だ。それで、このモニタリングスケジュールだが、No.1-1の観測孔については、★★★明日、6月20日より掘削工事を開始する予定にしている。これが追加の資料だ。

# 1本掘るのに約1週間ということだったから分析結果含めて最初の結果が出るのは早くて2週間後か…


◎宿題回答(午前 臨時会見)

それで午前中の会見で幾つか質問を頂いているが、その中で回答が出来る物について、いくつか話しをしたい。▲先ず、液体シンチレーションカウンターで短時間で効率的に測定出来るのではないかと質問があったが、これは弊社でも液体シンチレーションカウンターを用いて行っている。

ただ、この資料の前処理とか、測定データの確認作業を行っているという事と、分析作業は多くの作業が平行して流れているので、その作業長政党を含め、★★★現状では試料採取から分析結果の確定まで1週間程度が必要という形で運用している。

▲それから、土地チウムについては蒸発する可能性があるという事で、空気中の濃度限度について、この管理はどうか、ということあが、★★★トリチウムについては、通常の水と同じ挙動をするという事で、屋外においては直ぐに拡散して大気中に流れてしまうという事で、影響は無いと考えている。

▲あと、2年前の海への流出の際の高濃度汚染水について、ヨウ素やセシウムについての量は報告しているが、トリチウムやストロンチウムについては図っていないのか、という質問だが、

これについて当時のデータを調べたところ、★★★平成23年3月27日に採取した2号機タービン建屋のサンプリング結果があるんだが、この中でトリチウムについては2.4×10^7Bq/L と。

これは24,000万Bq/L ということだが、という濃度のデータが出ている。残念ながら、ストロンチウムについては、当時は測定していないという事だ。

▲それから、実際のこのデータの採取したところの測定機関は何処か、ということで、東電環境エンジリアニングであろう、という事で話したが、その通りだ。

それから、隠し事をしている部門の正式名称を教えて欲しいという事で、発電所で分析を行っている放射線管理部門については、現在、発電所の保安班でやっている。

▲それから発電所で高い値が出たという事で、再サンプリングの判断をした部門というのは、発電所の復旧班という所でやっている。6月11日の本店でデータを受領した部門は本店の保安班ということで、こういう体制でやっていたというところだ。


◎訂正・撤回(午前 臨時会見)

それから、1点、午前中の会見で説明した時系列の中に訂正があった。★★★5月24日のサンプリング結果を発電所の実際にサンプリングを依頼した箇所に回答した日が6月3日と説明したが、

それを元に再サンプリングをしたと申し上げたが、この6月3日が5月31日だったと訂正が入っているという事である。時系列修正については以上だ。午前中の会見で現時点でわかっているのは、以上の追加の情報だ。


■福島第一の状況

引き続き、通常の福島第一の状況について説明する。福島第一の状況。http://j.mp/16IoOzc

[原子炉および格納容器の状況]
注水状況は記載の通り。

[圧力容器下部温度]
記載の通り。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の通りで大きな変化はない。脚注に1号機については先日説明しているが、格納容器の窒素封入の量を変更する試験を昨日からスタートしている。で、これについては後ほど参考資料が付いている。

これを見るのだ。★★★「福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月19日12時時点)http://j.mp/16Iotg6 」で、現時点で昨日だな。

9時56分に圧力容器に封入している窒素量を14m3/h から 約24m3/hと増やし、格納容器に封入している窒素量を約22m3/hから約12m3/hに変更している。

その後、監視しているが、このグラフで見るとおり、格納容器の温度はこれまでの所変化は現れていない。継続的に監視していく状況だ。1Fの状況に戻るのだ。

[使用済み燃料プール]
1~4号機までそれぞれ循環冷却システム運転中。記載の通りのプール温度になっている。この使用済み燃料プールについては1点、脚注があり、

★1号機において、明日と明後日、使用済み燃料プールの大体系の二次系について、不凍液の点火作業を行うことで停止している。これは投棄対策で二次系の水が凍らないようにということで、

現在からにして運用しているが、再起動が必要なときに早く起動できるようにという事で、不凍液を点火して起動時間を短くするということで、信頼性の向上対策の一つとして検討したものである。

その作業自体を明日、明後日で行うという事である。これに伴い例伽系の停止があるという事だ。プール水の温度は 27.5℃であり、この停止期間中の上昇については上昇率が約0.07℃/hということで、この期間内で約3℃の温度上昇という事なので、運転上の制限値に対して十分余裕がある状況だ。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋地下の移送については本日から移送を実施。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送実施中。

6号機タービン建屋から仮設タンクへの移送についても本日移送を実施している。[水処理設備および貯蔵設備の状況]サリー運転中。


多核種除去設備(ALPS)バッチ処理タンク2Aにおける漏洩★★★

「福島第一原子力発電所多核種除去設備(ALPS)バッチ処理タンク2Aにおける水滴の発見について http://j.mp/12Q7DxU(画像)http://j.mp/1bN8hKM」

脚注に多核種除去設備のA号機のバッチ処理タンクで漏えいがあった件、以前説明をしているが、これ、昨日、水抜きを行い、タンク下部、市場下から4行目ぐらいのところだが、外面調査で浸透探傷検査を実施したところ、

変色が確認された溶接線の2箇所にピンホールとよんでいるが、微少な穴が確認された状況だ。引き続き、現在、内面からのカメラ点検とか、一部、超音波短小を参考までにやってみるとか、一部調査を継続している。

★★★21日ぐらいまで引き続き調査をして、その後、原因と対策を纏めるという事で、調査を継続しているところだ。本件は以上だ。

[その他]6が具18日の所で、高所調査用ロボットを用いて、2号機原子炉建屋1階の上部空間を調査するという事で、以前、例のホンダのアシモくんの改良版だが、これについては後ほどその調査の状況について説明したいと思っている。

# アシモくん (・∀・)ニヤニヤ

そのしたは今朝説明をしたタービン建屋東側のトリチウム、ストロンチウムの件だ。


■地下貯水層 高濃度汚染水漏えい関連

★★拡散防止対策ということで、6月19日が2つある。したの方の拡散防止対策のところで、以前、紹介していたが、地下貯水槽No.1の検知孔の全ベータの低下が緩やかだということで、希釈して槽内の濃度を下げようということを計画していたが、

本日、ここに約24m3 の淡水化装置の処理水を移送して希釈している。これについては今後、7月上旬までこの作業を続けていくことで、説明した計画通りに今進めている。この件は以上である。

あと、手元に地下貯水槽の関連の分析データを示している。「地下水バイパス、海側観測孔 トリチウム分析結果(採取日:6月10,11日)http://j.mp/11NnKFQ」

地下貯水槽・貯水槽観測孔・地下水バイパス、海側観測孔分析結果(採取日:6月18日)http://j.mp/11NnN4w」と、と、特に大きな変化は、ない、と言う状況だ。


■高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況★★★

引き続き定例の水処理週報「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第104報) http://j.mp/11YMdLz <添付資料> http://j.mp/11YMhLp」

http://j.mp/1aw13Nt 左下の核施設での貯蔵量だが、各施設での貯蔵量。大きく変化はしてない。

1号機 14,000m3[+100] 2号機 22,700m3[+500] 3号機 21,500m3[-700] 4号機 16,600m3[-200] 1~4号機貯蔵量合計 74,800m3。

これがプロセス主建屋に移送されて貯蔵されている量、貯蔵施設側(プロセス主建屋16,060[+100]+高温焼却炉建屋 2,640[-40])合計 18,700m3。先週の処理量 5,680m3。

稼働率 キュリオン0% サリー67.6%。廃スラッジ +0 ★使用済みベッセル +2本増えている。(533本)

# (先週)1号機 13,900m3[±0] 2号機 22,200m3 3号機 22,200m3 4号機 16,800m3 1~4号機貯蔵量合計 75,100m3 貯蔵施設プロセス主建屋15,960+高温焼却炉建屋2,680 計18,640m3 処理量 約5,750m3。(先週)廃スラッジ+0 使用済みベッセル+4本

濃縮塩水受けタンク量 258,018m3[★+2,034]、淡水受けタンク29,242m3[-236]濃縮廃液貯蔵槽 9,217m3[+8] 処理水貯槽 11,274m3 [★+1,069]

# (先週)キュリオン0%、サリー68.5%。濃縮受けタンク 255,984m3[★+1,104]、淡水受けタンク29,478m3[+197]濃縮廃液貯蔵槽 9,209m3[+16] 処理水貯槽 10,205m3 [★+1,099]

★★★で、ここで貯蔵容量について、271,900m3 ということで、前回から1,000m3 ほど増設の関係で増えている。特記すべきは処理水貯槽。先週から1,069m3増えて 11,274m3 だが、

★★★これに対して貯蔵量に対し、3,000m3ほど増え、29,900m3 という形で貯蔵量に変化があったというものだ。

添付3に次週までの想定だ。これについては、貯蔵量についてはとっくに大きな変化はない。処理量についても概ね稼働率を65%で想定している。それから、右上の貯蔵量関連だが、ここについても処理に伴う増加量を換算しているが、

★★★1点、濃縮塩水受けタンクの貯蔵容量だが、これについてもこのところで 3,200m3分増えるという事で、貯蔵容量が275,100m3 と増えている形になっている。

最後のページ、滞留水の処理シミュレーションについてはグラフで記載の通り。特に大きな変化はない。水処理週報については以上だ。


■2号機原子炉建屋1階上部空間の調査結果 ★★★

先程ちょっと頭出ししたが、「福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋1階上部空間の調査結果について http://j.mp/11YLwlx (動画・写真) http://j.mp/11YM373」

1ページ目。2号機原子炉建屋1階の上部空間と高い所のPCVの貫通部の周辺状況をロボットを用いて調査しようという事だ。雰囲気線量とか干渉物の有無を確認して、今後の原子炉建屋内の線量低減や、

PCV調査、補修等の作業計画に資するという事でやったものである。今回、前半のステップ1ということで、線量測定と目視確認、干渉物の状況のところまでが出来たという事である。

使用しているのは、一度案内したように高所調査用のロボットということで、右の写真のようなものだ。これにパックポッドが撮影用に前の報にくっついていっているという事だ。

実施体制はそこに書いてあるとおり、高所調査用ロボットは弊社社員で操作し、パックポッドは協力企業で操作したということで、調査自体は昨日の昼から16時14分までの間でやっている。

★★★被ばく線量は作業員が0.98mSvということで、計画に対して低い値でやっていると。

# 1回の作業で0.98mSvは低くない。自分たちで計画した作業線量より低いという話し。

ええ、ロボットに関しては、下のような被ばく線量になっている。(高所調査ロボ 38.5mSv・PackPod 41.0mSv)実際の調査の結果だが、2ページ目に雰囲気線量率が書いてある。

# この高身長のホンダのロボット、地震の被爆を計る線量計はどの位置についてるんだろ。本体部分で固定なのかな。

左側に平面図があるが、ここが原子炉建屋のちょっと出っ張った所が大物搬入口になり、ここからロボットが入ってきて、ここのピンクの所で1~6の番号が振ってあるが、この場所の測定をしたということである。

で、測定の結果がmSv/hの単位で右の表に書いてある。案内の通り、このロボットは腕を伸ばして高さ方向に動くので、高さ方向の線量を計っている。各ポイントで2.5メートルの所、3.5メートルの所。

# 表は高さ方向に揃えたら見やすいのに…

それから一番右に最高点、といことで、そのエリアに一番上まで手を伸ばしたと時にどこまでの高さにいけて、どういう線量率であったか、というところが記載されている。

ちなみに一番左の二つが、これは床の上とちょうど人間の高さである1.5メートルということで、少しまえだが、★平成24年5月末で調査をした結果というところだ。ま、これを見ると大きな変化はないが、

若干、高さの高いところで、少し線量率が高いような傾向が見られるかな、というところだ。3ページ目が目視確認の調査の結果であり、ここが西側通路の天井部分を見た物だ。

左側の図で ①http://j.mp/194wFvkと② http://j.mp/194x2pM の場所を真上の天井の所を見たところが、こんな形であったという事で、かなり色んな機器類があるが、損傷等は特に確認出来てないという事だ。

4ページ目が上部壁面の目視確認の結果だ。同じ要否左の図で、③http://j.mp/194xkNohttp://j.mp/194yw3k

http://j.mp/194ymci http://j.mp/194z9dg

# ホント前から気になってるんだけど、一連の撮影で解像度が極端に違うのはなぜ?サムネイルみたいな画像を提供するときが度々ある。胡散臭い異常は見られない説明。トリミングにしては一連でサイズが同じだし。拡大縮小、ピクセルのつぶれ具合とか検証した方がいいのかも…

というところで、壁面方向を目視で見たと。ま、カメラで見たということで、それぞれ3番、4番、5番について、このような形で映像が取れているというところである。ま、今、このような調査を行っており、

今回の操作では★特段のトラブル等も無かったという事だが、今後については、高所の格納容器の貫通部周辺の調査について、実施の可否及び、帖佐エリアの拡大の検討を行うという事で、★7月以降に次の調査を考えて行きたいと思っている。

それでは、実際に このロボットを操作したときのどうがあるので、少し確認するのだ。(上映ちう)http://j.mp/16O3ybg 実際はだな。

# ※(動画)全編データは6/20~6/28までの掲載 http://j.mp/11YM373 ~ 2GB、3時間30分ほどあります。ホンダロボ。上部の覗く映像は企業秘密で非公開。そういう約束での提供、協力らしい。

このロボットの前方にこういうパックポッドが、後ずさりしながら前にくっついて行っており、それで実際のロボットの動きを動画で取っているというところだ。この部分がまさにHONDAの技術で手を伸ばすという形で、

上の方に伸びていって撮影するという事で、先端にカメラを付けており、今回はカメラでの目視確認をしていると言うところだ。ま、こんな形で、干渉物の間を縫って上の方をもいるという事で、

併せてその辺りの雰囲気線量も確認出来るという事である。ま、これ、実態はかなりゆっくりな動きだが、それを摘んだ形で少し早送りで見ているが、動きとしては、スムーズに思ったところにコントロール出来ているということである。

実際のこのコントロールは重要免震塔から遠隔でこのロボット自体はコントロールしている。大体、調査の状況はこんな所だ。


■環境モニタリング・サンプリング

これは恒例の建屋開口部のダストサンプリングのデータがあると思う。

建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果 http://j.mp/11YLA4H」 「建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果 http://j.mp/11YLDNY 」

これについては1~3号機のリアクタービル以外の開口部のダストサンプリングについて、6月16日の試料採取で、その測定結果が纏まったという事での公表である。

これは何れも過去の変動範囲内という事で、十分低い値という事で変化もないという事だ。また、今回のところでは、本年の2月28日から共用プールにおける燃料の移動を行っているということで、

これに併せて5月以降、何回かダストサンプリングをしている。その結果をまとめて報告させてもらっているという事である。結果については全て告示濃度げんどを下回る値という事で、

作業による影響は特に確認されていないという事だ。今後も共用プール内での燃料取扱作業に併せてサンプリングを行う事を計画している。この資料については以上である。


■福島第一、福島第二、柏崎刈羽の「原子力事業者防災業務計画」の修正ならびに届出

「福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所および柏崎刈羽原子力発電所の「原子力事業者防災業務計画」の修正ならびに届出について http://j.mp/11YLEBH」という資料だ。

原子力事業者 防災事業計画については、案内の通り、この3月に一度提出をしている。これは毎年見直して、必要がある場合には修正するという事だが、今回だな。弊社の中での原子力防災組織の見直しがあり、

これに伴い、3サイトの修正をしたという事で、福島県、及び新潟県、及び地元自治体と協議を進めてきて、準備が整ったということで、本日、内閣総理大臣さま、並びに原子力規制委員会に届け出をしたものである。

で、これについてはどういう修正をしたかは、別添資料がある。http://j.mp/16O72dV 一つは発電所の防災組織として、これは、タスクフォースの報告所等でも紹介されているが、

柏崎刈羽においてICS(Incident Command System)ということで、海外で使われている防災組織の仕組みを導入している。これに伴い、防災組織の班構成とか、業務分掌が変わったという事で、そこの部分を見直したというものだ。

同様に2番目で本店の原子力防災組織についても、同様にICSを導入したという事で、同様の班構成や分掌業務の見直しを行っているという事だ。3番目はいわゆる後方支援拠点について。

候補地を追記したという事で、福島第一、及び福島第二おいて、方向支援拠点として、★★★楢葉町の中高一貫教育施設を候補地とし、追記をしている。現在、Jビレッジ自体と使っているが、

それ以外に更なる災害時に使える施設として、こういう所を候補地として挙げたということだ。それから4番目は通行様式の宛先の追記という事で、協定に締結に伴うものだ。

5番目は社内組織改変という事で、福島第一の組織を改編する関係で、それに伴う役職名の変更だ。その他、記載の適正化を図っている。

このような変更、修正があったので、本日、届け出をしたという事である。これについては以上だ。私の報からの説明は以上だ。ん? 

○東電石橋:
それでは質問を受ける。(36分)




■質疑

0:36:50
●NHK花田:【おこし】
先ほど訂正のあった発電所の担当部署での認識の日付だが、認識した人 が 6月3日から 5月31日になる理解でいいか?

(東電福田:はい。朝の会見で 6月3日に モニタリングを依頼した側に分析した結果が戻ってきた結果が3日といったが実際には31日だった。)

分析した担当で分かったのが5月31日ということだな?

(東電福田:分析してるところから依頼をかけたところにそのデータが移った日付だ。)

つまり、データの意味がわかる人たちが認識したのが この日付ということだな。

(東電福田:そうですな。まさに依頼をした側だ。)

これ以外に6月11日に本店が認識したとか、6月14日に社内で認識したとかあるがこの日付の変更ないのか?

(東電福田:変わっていない。)

大丈夫なんすか?

(東電福田:はい。)

対策で聞きたい。薬液注入による地盤改良の具体的な工法やスケジュールは今んとこどうなっているか?

(東電福田:具体的のところまで必ずしも詰切れている訳ではないが、この護岸は 矢板を打ってそれで押し留めているわけだが、その矢板の陸側になるがここに 水ガラスのような薬液を注入して、矢板と矢板の間をできるだけ詰めるような形にして漏れない形の地盤改良する。そう言う工法を今考えている。準備でき次第スタートさせたいと考えているが 過去の例から行くと★1.5ヶ月程度の工期ではないかと詳細は 今詰めているところだ。)

水ガラスを地盤に打ち込むというよりは 矢板と矢板の間に打ち込むということか?

(東電福田:そういう意味では ★矢板の手前の土の部分に薬液を注入するということで それで地盤自体を改造するということ)

わかりました。あと追加の4箇所の井戸周辺の掘削孔だが、これは明日から一番はじめの奴をほっていくと。で、順次進めていくと思うがサンプリングは何時ぐらいから出来そうか?

(東電福田:掘削自体に概ね一週間ぐらいかかるんじゃないかと思う。そのあと実際のサンプリング採取して、測定する工程になると思う。)

一週間というのは、掘削をはじめてから一本が掘り終わるまでの間が一週間か?

(東電福田:だいたいそんなところかと思う。)

一週間でよろしいか?

(東電福田:詳細は まだ詰めているところだが、概ね一週間だと考えている)

わかりました。海側 サンプリングは これは新たに6箇所を追加する という理解でいいか?

(東電福田:ここについては追加をしたのは、一、二号機の護岸のところのまさに今回の問題になっている直近の所は、これは完全に追加であり、それ以外のところは 従来からこういうサンプリングポイントがあったが、それをこの様な頻度で継続的に見るということだ。)

新たな直近で追加するところのサンプリングは何時ぐらいから行うのか?

(東電福田:今週末の金曜日からスタートしたいと考えている。)

午前中いただいたデータの関係だが、ストロンチウムの分析は何時頃出てくるのか?1ヶ月ぐらい掛かるということだったが。この6月14日移行の、井戸自体のサンプリングの予定は?

(東電福田:ストロンチウムの今 おこなっている分析結果が何時ぐらいかということか?概ね4週間ぐらいということなので、そんな検討になると思う。5月31日分はもう少ししてからになると思う。観測孔の頻度は週一で考えている。)

観測孔自体も週1回で行うと

(東電福田:はい。観測孔についても、トリチウムと全βについては週1回。ストロンチウムは時間がかかるので月1回という形で考えている。)

すると次は21日にやると理解すればいいのか?

(東電福田:そうだな。そういう予定にしている。)


0:43:10
●東京新聞清水:【おこし】
タービン建屋の地下水水質測定について。確認だが、データの伝達経緯について。5月24日のサンプリングのデータが30日に 発電所内の復旧班のところに来たということで良いか?

(東電福田:はい 5月 24日のものが復旧班のにきたのが 5月31日だ。)

それが午前中の6月3日と言っていた、これが訂正になったものか?

(東電福田:そうだ)

31日に復旧班に来て、それが本店に行ったのが?

(東電福田:本店と共有したのが、紛らわしいんだが、5月 31日に採取したもののデータも含めて、6月11日に届いたと。共有されたということだ。)

これが本店のまた復旧班?

(東電福田:はい。依頼したところ、ということだ。)

本当に依頼した本店のところに来たのが6月11日だったと。

(東電福田:はい。)

て14日に社内全体で確認したと。

(東電福田:共有したと。はい。)

その意味で本店で分かったのが11日には 既に復旧班わかっていて、現場では既に5月中にはわかっていたと。午前中の会見では、公表は速やかに対応されたという事もおっしゃっていたが、もう少し早い段階でこのトリチウムだけでもかなり大きい値になっているわけだから公表してもよかったんじゃないか。今日の規制委員会 でもそう言った指摘があったが これについては、どう受け止められるか?

(東電福田:結果として 我々は午前中も言ったが、港湾内の調査の一環としてデータを取っていたというところで淡々とやっていたところもあるが、確かにデータ を見たときも少し意識を高く、これは早めに共有し公表するかどうかと議論すべきと振り返ってみれば必要だったのかなと考えている。公表が遅れたことは大変申し訳ないと考えている)

ストロンチウムは時間がかかるということだが、その他の塩素濃度なんかはトリチウムとは出てた?

(東電福田:今回 トリチウム事態が非常に高い値が出たということで、これに感度よく反応して 公表に結びつけることができなかった点だと考えているが、それ以外のデータはどこに 得意なデータが無ければ、あくまでも検討会向けで用意しているデータなので、そこで検討会の先生方に確認してもらう流れて行こうと考えていたものである。)

これも規制委委員の島崎委員からの指摘であったことだが、塩素濃度も昨年の12月にくらべると半減しているところもあり、この変化にも注目すべきじゃなかったのか という指摘もあったが。

(東電福田:はい その意味では、このあたりのデータをどう評価して解釈して行くかについては、我々は先生方を入れた検討会をやっているので、その中で こまかく評価していきたいと考えている。)

保安班、復旧班、いろいろグループが分かれていると思う検討会用のデータだからだとか、そういう意識が現場にあるから、公表の遅れにつながっているんだと思うが、むしろ、保安班や復旧班関係なく、どの部署でもこういうデータで変動があった場合にすぐ共有しようという体制にまだなっていないというのも、ちょっとどうなのかと思うが。体制についてはどうか?

(東電福田:はい。あの。そこについとは 意見として承る。規制委員会の方からもそのような話しをいただいているので社内としてのしっかり意識を高める等の対策を考えていきたいと考えている。)

わかりました。


0:48:20
●毎日とりい:【おこし】
今の関連だが 6月14日に社内で共有して、規制庁の説明では 17日に報告があったと言っていたが、この間 そもそも検討会のデータで公表する対象ではなかったと 午前中説明されていたと思うが、逆に言えば なぜ 規制庁に報告したのか?

(東電福田:6月14日に高いデータが出ているということを車内で共有した。その場で最近モニタリングのデータに修正が入ることが度々あったので、もう一度そのプロセスを再チェックしろという指示が出て、その結果を受けて実際に報告したのが17日だ。確認が取れたので この数字を報告した。一つはさらに午前中にも説明したがストロンチウムのデータが18日注には纏まるだろうということで、これについても合わせて 24日分については全部公表したほうがいいだろうということで 19日に公表する事を判断したものである)

今の説明だとモニタリングデータの以前の一時貯留槽の訂正だと思うが、あの時のプロセスチェックの指示を受けて17日にこの件も報告したということなのか、それとも規制庁の指摘を受けて 今回も報告したということなのか?

(東電福田:いや、14日に社内で確認をして、社内の方で もう1回ちゃんとプロセスを確認しなさい、という指示を受けて14日金曜日だから土日にかけて 整理をして 月曜日に確認が取れたという事で、まずは速報として、規制庁にもこれについて説明をしたということである。)

要するに14日に社内でプロセスを確認してください と現場に指示を出し、それで確認が取れて データの信頼性が得られたという認識で17日に報告という流れになるのか?

(東電福田:はい。17日はデータとして これでいいだろう、ということでそのデータについて 規制庁の方にも報告したということだ。)

なんで17日に規制庁への報告と同時に公表という考えにならなかったのか?

(東電福田:そこについては先程も言ったがストロンチウムのデータが併せて出てくるということもあったので、そこも併せて報告したほうがいんじゃないかという判断だ。)

今後このような高い濃度の値が出た場合、これまでも 度々あったと思うが、今後はどのような対応とる予定なのか?

(東電福田:このような高い値がでるとか。海の影響が懸念されるものについては、できるだけ速やかに公表できる形で今後、体制を整えていきたいと考えている。)

わかりました。


0:51:55
●朝日木村-B:【おこし】
引き続きだが、つまり昨日、ストロンチウムの結果が出てるわけですよね。でしたらなぜ、昨日発表されなかったのか。発表するよという話しも、今日の午前中にドタバタでメールを流しているが、段取りがあったのならもう少しやりようがあったような気がするが。

(ええぇ、昨日と言いながら、かなり遅い時間だったので、それで高い数字が出たということが確認できたので、これは早めに報告した方が良いだろうという事で、今日の朝の早い時間に公表させてもらったという事だ。)

何時にわかったのか?

(え、ジュゥジュゥジュゥ 18時頃だ。)

そんなに遅いという印象はないんだが。その夜にやってもらったほうが、その日その日で。

(ま、あの、そういう意味では時間外の時間帯なんで。そういう意味で あらためてということだ。)

# これまでも、お役所みたいに帰る時間をやたらと気にする東電。##

念のために聞くが本日定例の規制委員会でこの案件が出た。それに合わせて、この案件を発表したのか?

(その意味では もう規制委員会の方にも規制庁にも説明していた案件であり、その意味で我々はストロンチウムのデータをまっていたということで、それが今日報告したように高い値だったということで、これは早く説明した方が いいだろう ということで我々として判断して朝の会見にしたということである。)


0:53:55
●テレ朝村田:【おこし】
2つ尋ねる。先程、スクリーンで動画を紹介したこのロボットのパックポッドの動画映像は、HPで今見られるか?ここでインターネットでチェックしようと思っているが、どうもこの部屋は通信状態がよろしくないようだ。

(東電福田:東電石橋:すでにHPに上がっている。)

ありがとございます。ところで 先ほど紹介されたのは このバックポットと呼ばれるキャタピラのある小さいやつで撮影したやつだよね。このアシモの機能がついている高所用ロボットが首を伸ばして撮影した先の、この写真が幾つかあるやつは動画もあるのか?

(東電福田:★★★はい 動画もある。ただし、これは先頭の企業秘密に関わるものがあるということで、公開は差し控えてくれと先方から言われているという事だった。)

先方というのはホンダと産総研?

(東電福田:はい)

高所用ロボットがクビを伸ばした先の動画があるか?

(東電福田:これは先方の企業秘密があるので公開は差し控えてくれということだ)

機密にかからないところだけの公開はないのか?

(東電福田: 我々としては そのような条件を頂いているということだ。)

わかりました。2点目は今日、先ほど来、質問が相次いでいる 今朝の発表にあったストロンチウムとトリチウムの件だが、東電が今日の原子力規制委員会で、この話題を取り上げますよ と言うことを知ったのは昨日の何時ごろか?

(東電福田:今回のこういう内容については議事次第等には上がっていなかったと我々は認識しており、こういう事が紹介されるかどうかは我々は把握できなかった内容である。)

もう一度たずねる。議事次第で把握されなかったというのは、昨日の原子力規制庁の午後2時の森本次長の会見で議事が紹介された時には無かったということだな?

(東電福田:午前中ですよね 今日の。)

昨日の午後2時に本日の規制委員会で検討され、議論されるべき 議題というのが紹介されたんです。それはインターネットでも誰でもご覧になれる。その時点ではこの ストロンチウムとトリチウムの検出の件は議題には上がっていなかった、ということは、私達外部の者でも確認出来る。その後のことをお尋ねしている。

(東電福田:その意味では議事として上がってないし 我々としても呼ばれていないということで、今日かかわるかどうかは我々は実際、掛かるまではわからなかったということだ。)

それはもう1度お調べになってください。実は違うのではないか。先ほど午後6時頃にわかったが、そういう時間だったし、業務時間外だったので 今日の早い段階で記者会見をしようという判断とおっしゃったが、この件は同じようなことを 3月の停電のときですかね。時間遅くに発表するのは如何な物かという東電側の判断について同じようなコメントを伺った。その後、東電は信頼向上のための取り組みなどを作ったが、★★★原子力規制委員会の田中委員長は、そうした色んな委員会を作るということは、現場の人たちの負荷に繋がるのではないかということで、当社からその意義をあまり認めていなかったが、今回もそうしたことがあって、14日の確認指示などにつながって公表が遅れたのではないかと思ったりするがどうなのか?

(東電福田:いま繋がりがよくわかっていないところがあるが、そういう意味では今回この内容が分かってからは、できるだけ速やかに公表すべきであろうという認識で社内としては動いていた。ただ その意味で 時間をえらばず というところまでは考えていなかった。そういう意味では 通常の時間帯で ということで選択させて頂いたということかと思う。)

では先ほど来、今後 早く公表できるような体制を作りたいとおっしゃっているが、時間を巻き戻して 14日の時点で、トリチウムの結果が出た時点で、もう一度確認の指示をするのではなく、後々調べてみたら そんなに高い値ではなかったと訂正するかもしれないが、その時点で公表しようという判断を今後はしようということか?

# 毎回まいか同じようなやり取り。東電会見、事故後、通しで出ている記者が少ないから… ##

(東電福田:そこはまだ今回のことを振り返ってという形であるか、ということを もう一度社内でいろいろ検討させていただきたいと考えている)

わかりました 今ひとつ 宿題でお願いする。昨日の時点で 御社は今日の規制委員会で議題に上ることがご存知だったはずだし、それは6時前だったんじゃないかと私は邪推しているので、確認をお願いする。

# 議事次第というか議題内容は月曜日中には発表される。http://j.mp/17mqx0R それまでは土日は未定となって空白だけど、月曜日には議題が書き込まれるので、次長ブリーフィングが最速じゃない。##

# 当日に変わる事もよくあって、追加になったり、順番変わったり。いつもメモしているので議事次第とお知らせの議題予定がちがうことは度々。案内の予定も修正せずに規制庁は変更前のまま残してる。HPには情報出てなかったので知り得るとしたらHP以外。##

# タイミングを合わせたとしたら、規制庁に内通者がいるということを疑ってるのかな。##


1:00:50
●ファクタ宮嶋:【おこし】
No.1の井戸の深さはOP12000、12メートルぐらいなのか?

(東電福田:グランドレベルから16メートルぐらいだ)

海面からだと12メートルなんですな。

(東電福田:あ、はい。)

今回、一応、なんか充填する というのが出てるが、立坑のBから腕みたいに出ている電源ケーブルダクトの話しの下におくってことだよな。そこを固めるって事だよな。

(東電福田:はい。ここも砕石層があるので。)

だけど要するに井戸のな。水が汚れてるってのは、そこなんか?そこじゃなくて基本的には深さが地下の12mぐらい。立坑の一番下の2号機の配管トレンチ、その周辺のところで海水と地下水が混じってと言うことではないのか?要するに今日の寄生庁の資料の中で、高濃度の汚染水が地中に漏洩し、と書いてあるわけだよね。で、地中に漏洩し、地下水中に混入しているものと東電は推測していると言っているが。これはあれでそ?基本的に2号機の配管トレンチの中のところと地下水が混じっていると。その辺を地下水が流れているということでいいんだよね?そうじゃないの?どこを、要するになんかすぐに砕石層の下を固めるって言ってるけど、それは底の部分について全く効果ないと思うんだけど。要するに本質的にはそっちの水を抜かないと、この先さらに濃度が濃くなるということを規制庁が言ってるんではないかと思うが。

# トレンチの水を抜いたら抜いたで何処かから入り込んでくるだろうから、やっかいだという認識も。##

ここで東電が言ってる高濃度の汚染水とはどこのことを想定してるのか?要するに地下水が何処の辺りに流れているかについてはある程度わかってるわけですよね。注水[地下水バイパス]の調査しててね。どういうことになるんすかね?

(東電福田:そういう意味で 我々は先ずは、ここの場所を考えた時に 平成23年4月に漏洩があったということで、その時に トレンチの中から下の砕石そうに出ていて それがスクリーン室に漏れていたということで、そこの砕石層を一生懸命止めたわけだが、その時に現実として、濃い汚染水が、そこのエリアで漏れていたわけなんで、そこで水ガラスで砕石層を固めたが、★★★その上流のところまではやっていないところがあるので、第一番目に防ぐべきところ、可能性として一番高いのではないかと考えている。そこから地下水に拡散していくルートを考えている。もひとつ、さらに上流側のケーブルダクトの部分にもまだ水が溜まっている部分が あるのではないか ということで閉止は打ってあるが、ダクト自体は止めてあるが、そこに水が溜まっているという事の影響についても調査するし、今言った規制委員会が心配しているのは、トレンチ自体に高濃度の物があるということで、リスクがそもそも、そこにあるだろうということに関しては、これも以前からから指導いただいているが、できるだけ早く それを解消してくべきだということで、それについても計画的に検討していきたいと考えている。いずれにせよ このあたりの調査をするということと、リスクを下げる事を並行してやっていきたいと考えている)

透水層とか、なんか水を通さないとか、この地下水は何メートルぐらいのところを流れているというのはわかっているんじゃないのか?要するにこの辺の地質に粘土があって、その上を水が流れるんですよね?その位置は結構深いのか?浅いのか?水面に近いところなのか?

(東電福田:えっと、そ、そ、そゆ意味では、あの、ここについては16メートルまで掘ったというところは難水層まで掘ってるので、その上は地下水が流れているという)

それがだけど11~12mぐらいじゃないのか?

(東電福田:いや、あそこの層は全体が透水層という認識だ。)

そこは透水層なのか?すると2号機のトレンチ下を水が流れていると。もしかしたら2号機のトレンチの下に高濃度が流れて、それが地下水に押し流されて、井戸の一番下の部分に流れ着いている想定なのか?ここに金融庁の資料で。高濃度汚染水が地中に漏洩し、何処に高濃度汚染水があると東電は想定しているのか?地下水に混入するわけだが、それは何処で混入しているのか?一番考えられるのは基本的にソッチのほうかなと思うが。すると今回のケーブルの下のところをちょっと固めてもな。それは全然浅いところじゃないかと思うが。要するに深いところはどう見ているのか?結局地下水と混ざるというのは地下水の水位の問題だと思うが、それはどういう想定なのか?だけどわかるでしょ?海の側だと、どれぐらいの深さの所から地下水が海に出ているというのはわかるんじゃないのか?それはわかっているんじゃないのか?

(東電福田:はい。あの、そういう意味では、地下水の水位はここの辺りで、ええ、正確には覚えていないが、★★★2メートルぐらいまでありますんで。かなり、この高いところまで地下水の水位としてはあると考えている。で、それで、我々としては、先ず第一義的には過去に漏洩した高濃度汚染水というのが 元々砕石層を伝ってきていたので、

# 第一義とか、一義的にとか、そういう問題じゃないよね。これ。思わず本音がポロリ。我々としては一義的にこうでなければならないという東電の希望的観測。これは考えられる可能性を潰していく必要がある問題。##

# 自ら疑わしきを率先して調査し、不安を取り除くのは東電の義務。なのに根拠もなく漏れてないと主張し、疑わしくても調査しない。大丈夫、大丈夫。問題ない。問題ないとしか言わない。動かぬ証拠が出てきてから東電の推論が尽く外れてましたという結果の繰り返し。##

ええ、そこで対処されていない部分が残っているというところも含めて、この辺りに源がある可能性が一番高いということで、そこをまず対処する。ま、その前に大元で護岸で出て行くほうが和をとにかく早くやるということと、源側で怪しいところの対処指定校ということだ。更にそれ以外のところがあるかどうかも併せて調査していく中で順次検討、リスクを減らしたい、そんな手順で考えているところだ。)

そいでな。★★★東電がいわゆる地下水に混入している証拠としてやるのは、塩素が減っているという事で良いのか?地下水のNo.1の井戸の塩素が減っていることを持って、基本的には地下水と混ざって、それが汚染の濃度を高めているという見方で良いか?塩素との関係はそういう事なのか?元々、だから海の水という、そういう見方でよいか?

(東電福田:えっと、ちょっと今、★★★我々としては塩素と結びつけて考えていたわけではない。ここについては、当然地下水としては流れていた部分なので、そこに汚染水が混入して拡散してきたということで考えているが、それが何処が源かということに関しては、いくつか考える中で一番可能性が高いのは、過去の漏洩の影響が一番高いのではないかという想定だ。)


1:09:15
●フリー木野:【おこし】
海側の調査の話しで、検討会用のデータというお話だったが、その検討会は次は何時の予定か?

(東電福田:もともと5月に、5ガツジャナイカ 当初、開いた時にこういうデータを併せて取りなさいということで、ここの部分についてデータを揃えていた。ま このデータも整ってきているので、これを含めて検討会の先生に議論頂くということだが。ちょっとまだ具体的 な日程までは決まっていない。近々になろうかと思う。ん? あ、月一回やっているそうだ。近々だと思う。)

検討会は汚染水の対策の検討会か?

(東電福田:そうではない。社内の方でやっている 例の港湾内のセシウムの濃度が下がらないということで、専門家を入れて その経路等について検討いただいている中で、こういうデータも含めて検討するということで採取したデータだ)

そうすると 先ほどから検討会議用のデータということだから、その場で公表する考えがない という話がずっとあったが、もし、この数字が出てなければ 月末まで公表されなかったということになるのか?

(東電福田:これは仮の話になるが、こういう高い数字が出ていないということであれば、検討会の方に このデータを持って、議論して頂くところで併せて公表ということになったと思う)

ひとつ分からないが 定期で取っている モニタリングデータと、こういう検討会のデータというのは 何が違うのか?交渉する、しない の基準に関しては。

(東電福田:定期に取ってるのゎ何らかの確認をするために取っているんで。)

このデータも何らかの確認をするために取ってるわけだよね。

(東電福田:あ、これはそういう意味では検討会でそういう経路を確認するという観点で取っているということであったので、そこで合わせて公表するということで考えていた)

よくわからないが。特に海側の状況がどうなってるのかと言うのを ここでこのような採取しているということすらも発表されていなかったわけで、★★★その辺はきちっと何をやっているのか、というのも含めて、その時点で説明いただくことは今後もできないのか?要するに 検討会から依頼されたものに関しては、最終的な結論が出るまで、ここでの発表は今後もしないということになるのか?そうすると。例えば 採取していることぐらいは、説明して頂いてもよかったのではないかと思うが如何か?

(東電福田:ちょっと、あの、、あの、そういう話しをしたかどうか、というのも私は今分からないが、意見としてそういうのをやるときに公表したらどうかというのは、意見として賜る。一応 5月30日の検討会の資料の中ではこうゆうことやるということは載っかっていた。それは公表されている資料だということだ。)

ストロンチウムの数字が出たら、まとまったら公表する という話があったが、それ以前に 全βが出ているわけで、なぜそれをストロンチウムまで待たなければいけないのか、も一つよく分らないが。 タービン建屋の地下にたまっているものに関しても全βの数字だけを出していて、というのもあるわけで、速報性を考えれば全βのデータだけで十分だと思えるが、なぜ今回はストロンチウムまったのか?

(東電福田:そこについては24日のデータとしてストロンチウムが確認できたところで、公表する方がよろしかろうという判断だ。)

その判断の理由は?なぜ全βただけではなくて ストロンチウムを待つことになったのか?この数字を見れば あきらかに 全βだけで高い数字が出ているわけで、その辺は出ていないことの確認のためにストロンチウムを待つというそういうような感じなのか?よくわからないが。

(東電福田:ストロンチウムが出る可能性はあると考えていたが、そこについてストロンチウムの数字として確認するというところで、もうすぐ近々に出ると言うところもあったが、そういう形で揃えた形で公表しようと考えたところだ。)

あの、全βの数字であれば 大分以前に確定したわけで、そうすると ストロンチウムを待ってということの理由にあまりならないと思うが。単に発表を遅れ遅れにしているだけの用にしか見えないので、出来ればこれも全βの数字があるのであればそれが確定したところで発表して頂けるとありがたいが。その辺りも難しいのか?

(東電福田:その辺りも少し承って検討したい。)

それから以前にも伺っていたが、中長期ロードマップのたたき台のたたき台というのか、荒れ野中で作業員の要員計画の中で2015年ぐらい、燃料取り出しのところで、大分人数が掛かっているがあの理由というのを確認頂けたか?

(東電福田:未だ確認中だ。はい。)

それから中長期ロードマップの中で、地元雇用率が50%になった件で、対象が32社になったので下がったという話しがあったが、この32社はどこか、発表頂けるのか?それは確認したのか?

(東電福田:当然、そこ準備できている。で、)

それは例えば32社を口頭で説明すると大変なので紙とかでは、

(東電福田:ちょっとどういう形で伝えるかも含めて準備させて頂きたい。)

お願いする。


1:17:05
●読売いとう:【おこし】
今回汚染水の拡散した元の部分が配管の砕石層の部分ではないかという事だが、底に汚染水があって拡散するのではという見立ては何時からあったのか?今回の濃度が検出される前から想定していたのか、それとも今回、こういう結果が出て、初めて想定したのか、どちらか?

(東電福田:そういう意味では 平成23年4月に漏洩のあった時にできる対策として この砕石層の部分を固めるとか、ピットの周りを固めるとか、あと上流側のトレンチを閉塞するという形で対策はしていたので。そういう意味ではそういうことが無いであろう、という今回の事が分かるまでは思っていた。今回出たところで よくよく考えてみれば、そういうものが残ってる可能性があるのではないか ということで 今回は思い当たったということだ)

# 大規模停電で世間を騒がせてから、考えられるリスクを先回りにする委員会を立ち上げたんじゃなかったっけ?それも指摘されている既知のリスクに対してよくよく考えて見ればって… そこにどう展開するんだろ。##

今回の対策の中で、砕石層ならびにその周辺の充填範囲、これはまた埋めるということか?これは。

(東電福田:はい。水ガラスということで薬液注入をして固めるという事だ。)

そこは対策に漏れがあったということなのか

(東電福田:以前の対策で 上流側の閉塞をしていて、その下流分を閉塞しておけば十分であろうと考えていたが、今回向上事態に至って、よくよく考えて見れば、更に底の上流側に残っている部分もあるのではないか、ということは、ちょっとそこまで思いが至らなかったということだ。)

残っている部分が確実に あるということか?

(東電福田:あ、そこは、われわれの今の可能性として一番大きいとおもっている想定だ。)

# 地下貯水層と全く同じ展開に。問題が発生した直後は、想定でこうに違いないと不確定要素はスピーディーに公表するのに、検出された不都合なデータは公表を遅らして発表するタイミングを調整する。前の地下貯水層の時と同じ事の繰り返し。##

# 現場の厳しい状況、トラブルが発生した、防げなかったことを責めているんじゃない。事故後変わらない東電のこそこそ広報、対応に憤りを覚える。社内で、いったいどんな伝言ゲームをやっているのか。その結果が、不安と心配を余計に掻き立てる事にいい加減気づけ。##

今回 高濃度の値がでるまでは、そういう漏れがある可能性があるところまでは想定してなかったのか?

(東電福田:そゆこと、である。)

観測孔No.3 の近くにも漏洩箇所があるが、ここも状況としては似ているのか?同じように高濃度のものがかつて漏れたことがあり、同じようなことが起こりうる、状況として似てるのか?

(東電福田:3号機側で実際に漏れたのは、このダクトから直接スクリーンの所に漏れており、2号機側と違うのは 2号機側はダクトの外の砕石層を流れていたという事で、そこの状況が2号と3号で全然違うという事で、3号機側はダクトの中にあった水が外に漏れたという事で、その意味でダクト側の流れを止めている対策をしている。)

3号側は砕石層には漏れていない?

(東電福田:はい。砕石層には漏れていなかった。)

もし状況が同じであれば、同じような対策を施す必要があると思ったが、その必要はない?

(東電福田:現時点でその必要はないと考えている。その意味でそうだな。当時の状況からすると、そういう事にはなってないだろうと考えている。)

話しが戻るが、今回、高濃度が検知されて今日、公表という事だったが、一連の今日発表した対策をやることを決めたのは何時だったのか?

(東電福田:この検討の中で決めている。)

ストロンチウムの結果が18日に出ているが、要するにこの結果を待って対策が必要と判断したのか?いつの段階から?

(東電福田:それは高濃度の物が出ていることを確認した時点で、平行して対策としてどういう事が出来るかという事は検討していた。)

となると、5月30日、

(東電福田:いや、社内で14日に認識した後かと思う。)

そこ底では勿論高濃度な物は出ていて、対策は必要だという認識はあったが、公表するところまでは、まだ判断に至ってなかったと?

(東電福田:はい。その意味では公表の必要性は感じていたし、そういう意味では並行した作業として対策も検討しろという事で、並行して作業していたという事である。)

はい。ありがとうございます。



1:22:35
●LCM吉本おしどり:【おこし】
冒頭の回答 いろいろありがとうございます。★★★トリチウムの空気中の濃度の件だが、作業者の空気中の告示濃度は0.8Bq/cc ということで、影響はないと冒頭で仰っていたが、これは測定実績はあるのか?

(東電福田:当該部分ではない。)

測定実績はない?

(東電福田:★★★はいっ。)

夏はある程度湿度が上がって、トリチウム水も水蒸気になると以前、東電の技術の方から教わったが、その可能性もないという事か?公式には。

(今、先程も言ったのは下記に触れている部分という事で拡散していって、★★★そこに留まることはないであろうということで考えているところだ。)

底に留まることはないんということだな。

(東電福田:はい。)

水蒸気になる可能性はあるが、留まることはないので測定はしていないという理解で良いか?

(あの、そういう意味では水があれば空気とのバランスだから蒸発する部分はあろうかと思う。底は僅かだし、それが移動していくという事で、高濃度になることはない、であろう、ということだ)

# 「ない!」ではなくて「ないだろう」 なのに、測定実績はない。( ゚д゚)ポカーン##

わかりました。ありがとうございます。午前の会見で、セシウムは土に吸着するので 2年前の漏洩が寄与しているのではないか、ということだったが、平成24年12月に一回測定をして、セシウムに注目して、これは出ていなかったので、それ以降、計測しなかったということですが、★★★セシウムが土に吸着していると予測しながら、 セシウムだけを注目したということなのか?

(はい。どちらかというと線源としては、全体としてはセシウムに注目していたのは事実である)

一回目の測定で 29,000Bq/Lのトリチウムが検出されているが、付近が11万Bq/L程度だったので問題はないとおっしゃっていたが、これは全ベータで見ても付近と同じ程度だったということなのか?

(▼そこの数字は今持ち合わせていないが、確認する。)

これは12月にこの観測孔で平成23年の漏えいが寄与しているかどうかという事がわからなかったという判断根拠をもう少し伺いたいが。(12月時点ではセシウム自体がNDだったし、全体、1号機の周りが案内の通り、フォールアウトの影響で高いと言うこともあったので、ここでは底まで認識しなかったという事である。)可能性はこれから評価してという事か?あったかも知れないと言う事か?セシウム137に注目していたのでわからなかった可能性はあるという事か?

(その意味ではここの2万9,000については、案内の通りサブドレンで11万Bq/cm3 程度出ているので、フォールアウトの英挙の可能性もあるし、その時点では底まで追求していなかったという事だ。)

わかりました。これは以前、地下水バイパスの時に、敷地内の揚水井や、色んな検知孔の数値も出たが、その数値と違いすぎるが、深度と共に水平の範囲で、高濃度のトリチウムやストロンチウムで土壌がどこまで汚染されているのか、というのは、把握しているのか?何かマップのような物はお持ちか?すいません。不勉強で。

(この周りの土壌という事か?)

そうです。

(東電福田:そういう物は採取していない。)

内と言うことですな?

(はいっ。)

わかりました。12月の時点では、ストロンチウムが全βの5.7%程度で、今年5月の時点では、ストロンチウムは全βの53%程度になっているが、これはどのように全βにおけるストロンチウムが締める割合が変わっているというのは、どのように評価されているのか?

(東電福田:これについては、今後、評価をしていくが、ストロンチウムが増えた事で全βが増えたという相間関係かなと考えている。)

わかりました。では、その他のβはイットリウム90とか、セシウムのβ崩壊を拾っているということなのか?他のベータ核種について何か分析はされるのか?

(東電福田:現状、そこまでは分析していない。主要核種でトレースしているということだ。)

わかりました。現状はということで、今後の予定はいまのところ?

(東電福田:いまのところそこは考えていない。)

わかりました。確認だが、午前の会見で、★★★これ以降の地下水バイパスの説明会に、この件は盛り込まれるのか、という質問に東電福田さんはそうだと仰ったと思うが、それで宜しいか?

(東電福田:あの、え、そういう意味では漁協も含めて関係者への説明はしていくということで、この件についても説明する。)

わかりました。あと6月24日に福島県の漁協協同組合の説明会が残っていると思うが、これにされるということですね?

(東電福田:そこの中身については先方との話もあろうかと思うが、基本的に我々の説明は関係者にはしていくということだ。)

わかりました。では、地下水バイパスの説明会は 5月31日に、東電が数字を把握してから、6月5日、7日、11日、13日と4回あり、それ以前のものを合わせると、★★★計7回の説明会が終わったが、この漁業関係者や県民の方々に改めて説明会をするご予定は?

(東電福田:ちょっとそこまでは、今んところ確認できてない。先方とも相談して決めたいと思っている。)

わかりました。以前、先週海外メディアが福島第一原発の構内に入った件で質問していたと思うが、それに関連して重ねて質問をする。広報の方が、核防護上、取材者の安全のため、敷地内と敷地内では私の命令に従ってくれと。従わなければ帰ってくれという発言があったのではないかと仰っていたが、まぁ、動画をご覧になったと思うが、バスを降りたばかりのところなのと、あと、Jビレッジでも同様の指示をされたということで、これはJビレッジでは核防護上や取材者の安全ということで、、そのような強い指示が出るのは疑問だが、そのあたりの評価をお願いする。

(東電石橋:はい。前回の会見のあとに動画もおしどりさんから見せてもらって、確認をした。それから当日、海外メディアの現場公開に同行したものにも、直接確認をした。仰っている場面は4号機の建屋の前で、非常に工事車両が頻繁に行き来している場所であり、ま、危ないということで、バスを降りたところで、案内者の指示に従ってください、という趣旨で申し上げたことのようだ。ま、たいへん大きな声で、ま、申し上げているので、大変威圧的に聞こえ、取られたかもしれないが。全員マスクを全員がしている状況の中での案内というか、指示だったので、かなり大きな声で言わないと聞こえないということもあり、あえて大きな声で案内をしたということのようだ。はい。)

わかりました。では、Jビレッジも同様に指示があったという点は如何か?

(東電石橋:そだな。仰るようにJビレッジはそういう危険な場所と言うことではないが、Jビレッジの話は今聞いたので、きちんと確認していないが、おそらく、その日の案内全体について、その指示に従ってくれということを申し上げたのではないかと思うが、▼必要であれば、確認する。)

わかりました。関連で。Jビレッジの現在の運用について伺いたい。現在、Jビレッジは無償で借りている形なのか?すいません。海外のメディアの方に聞かれた。これは家賃を払ってJビレッジを使用しているのか、と私自身が質問された時に答えられなかったので。

(東電石橋:スイマセン。ちょっと確認する。借りていることは事実だ。)

わかりました。東電がJビレッジを事故以前に作った時に、何%程度、出資したのか?現在は家賃を支払っているのか、どのような携帯になっているのか?Jビレッジの管理主体は何処なのかも教えてほしい。

(東電石橋:管理の主体というのは、社内の部門のことか?)

Jビレッジ全体のことだ。

(東電石橋:東電の中でどういった部門が管理しているのか、という趣旨か?)

はいそうです。主導権を握っているという意味で。

(東電石橋:▼はい。)

(東電福田:先ほどの質問で▲全ベータだが、1号機のサブドレンピットで268と言う数字が出ているので、同じようなオーダーかと思う。▲それから先程ちょっと質問のあった32社の件だが。全部読み上げるのはアレなので、昨年12月に就労実態のアンケートを取っており、そこで公表している取引先のところに主要な会社名が出ている。そこに載っていない会社が5つある。それだけ口頭で説明する。底に載っていないのが、清水建設さま。三菱重工さま。東亜建設様。石松建設さま。神戸製鋼さま。この5社がそこには載っていない部分で、併せて32社ということである。)


1:34:40
●フリー南:【おこし】
本日 午前中に説明頂いた件だが、1番の観測孔について、今後、周辺のボーリングを進めてどういう常態なのか調査されるということだが、★★★少なくとも1番の観測孔周辺地下水が汚染されていることは間違いないわけだが、この位置の地下水は今後どういう挙動を示すとお考えか?

(東電福田:★★★これについては継続してモニタリングしていくことを考えている。)

# ( ゚д゚)ポカーン##

モニタリングということが、

(東電福田:へぇ)

通常であればどちら方向に流れるとは考えているのか?

(東電福田:地下水の流れということか?)

そうだ。

(東電福田:ちょと、ここのエリアがどういう地下水の挙動をしているか正確には計れていないが、あの、ええぇ、そゆ意味では全体として考えると、傾斜としては、ええ、あの、ええ、山ぁ、からぁ、傾斜して、いるっていう形状かと思う。)

基本的には浸透流解析で解析したような流れをするということか?

(東電福田:はい。ただここについては護岸の部分があって矢板とかコンクリート構造物等があるので。そんなに単純にいくかどうかは定かではない。)

# 先日も3次元解析で地下水の流れを把握しているような偉そうな事言ったばかり。漏れている可能性について一生懸命否定しようとしていることがよく分る。##
★★★この護岸を設置して更に水ガラスで固めることをすることにより、どういう挙動を示すようになるか、そういった評価はされているのか?

(東電福田:そういう意味では、元々護岸があるが、そこの矢板の手前を薬液注入で地盤改良して、水が流れないようにしていくという事である。)

# 海底土の被覆工事により改訂の巻き上がりが抑えられ、海水濃度が落ち着くと主張してきた東電。東電の常に大丈夫、安全結論ありきのデタラメ推論。http://j.mp/11NHusd ##

# ネガティブ推論を会見でして対策を考えることは決してしない。今回の地下水漏えいを強く示す兆候が見られても、モニタリングする、毎度当てにならない可能性に水ガラス入れるのみの説明。その対策がどうなったか挙動が知られると困る東電の姿勢。##

元々、このエリアの地下水というのは、どこから纏めて排出したりと言った設計にしていない訳ですね?

(東電福田:そうですな。ここの部分については、特にそういう処理施設がある訳ではない。)

わかりました。ありがとうございます。別件だが、先週説明頂いた★★★個人情報紛失の件だが、この件、あの後は具体的に改善した点があれば教えて頂きたいが。

(東電石橋:既に社内のイントラなどで、注意喚起がされている。更に取り得る策がないか今検討している状態である)

# イントラww で注意喚起。ネットで注意喚起と言われても… 社内広報メールを社員に送信したとか、社内でしか見られないHPに掲載したとか?何れにしても具体的に改善したとは言わない。身近な言葉で言いかえれば、いじめ対策として、あかんよ、と校内放送を流した。と同義。##

注意喚起とは何に対しての注意喚起なのか伺いたい。どういった点に注意するようにということをイントラに流されているのか?

(東電石橋:あのぉ、当然、そのぉぉ、個人情報のマニュアルなどをきちんと遵守するように。あるいは持ち出しについては、ええぇぇぇ、きちんと定められた手続きを取るようにという注意だ。)

定められた手続きという点では、今回は書面で許可を求めるべきところを口頭での許可になっていた、その説明はあったが、★★★これは書面での許可を求めていたら防げていたという案件だとお考えなのか?

(東電石橋:いえ、まっ、実際はぁ、書面で、ええ、許可をとっ、まっ、もし、書面で許可を取ったとしてもだな。本人が持ち出した書類をきちんと管理しなければ、ま、同じようなことも起きる可能性があるわけで、書面でやったから防げる、と、言う物ではないとは認識しているが、社内の、ええぇぇ、決まりとしては、えぇ、書面できちんと上司に、許可を、得て、得る、というのが、あの、社内の決まりでしてぇ、

# あってないような決まり… 電子化されてない。ルールもない。地域独占、殿様商売の電力事業者の辞書に「お客様は神様です」という言葉はない。求められる個人情報管理に対する考え方も希薄。大企業東電、そのコンプライアンスのレベルたるや、個人事務所以下… マジで。この会見が証明している…##

ええ、ま、それが守れていなかったということは、あの、大きな反省点なのでぇ、その社内の規定をきちんと遵守するように、ということが、今、社内で周知されている。)

# 今は社内で周知されている! で、60件も繰り返してる。どうなってんだろ。この会社の企業コンプライアンスって… ( ゚д゚)ポカーン##

では、具体的に追加で何らかの指示が出ていると、そういうことではないということですね。

(東電石橋:つ、追加というのはどういうことか?)

# 追加というのはどういうことでしょうか? ガ━━(;゚Д゚)━━ン!! ヒトノハナシ キイテネェー!##

この事故が発生したことによって、運用を変えたりであるとか、そういったことはされてないということで?

(東電石橋:ええ、あのぉ、そういう意味では、今ぁ、あのぉ、とりぃえるぅ、策がないかということを、あのぉ、社内の主観部門で検討している状況だ。)

ちょっと全部の経緯を私も抑えてないのですが、この方は翌々日に、福島の補償相談センターで打ち合わせに使う資料をプリントアウトとして持ち帰ったということですよね。★★★これを埼玉でプリントアウトして福島まで持って行かなければならなかった理由はあるのか?

(東電石橋:はい。あのぉぉ、えっとおぉ、翌日ぅ にぃ ですねぇ、えっと、別の場所に出張する要件があったということ。それから、ええぇ翌々日にいわきの補償相談センターへ、ま、あのぉぉ でぇ 使う、ま、資料を実際に持ちだしたわけだが、ま、その打ち合わせの約束の時間が早かった、ということでぇ、ええ、ま、実際に使う場面の、ま、前々日に持ち帰ったと、いうことだ。)

これはいわきについてからプリントアウトしては間に合わない、そういうことだったのか?

(東電石橋:それは いわき にあるものではなく、ええぇぇ、ま、当該社員が所属していた埼玉の職場にあった、ま、書類を持っていったということだ。)

それはいわきからだとアクセスできないような書類だったということですね。はい。わかりました。ありがとうございます。


1:42:00
●読売いとう:【おこし】
先ほどの質問の続きだが、砕石層を今回、充填作業するというところは、そこは充填作業を前回やっていなかった場所をやる、ということは間違いない?

(東電福田:そうである)

平成23年4月に施工したときに、今回やるところも同じように充填作業をしていれば、汚染水の拡散が防げた、そういう認識はお持ちか?

(東電福田:そこが一つの原因だと思っているが、そこについてはこういうことをやっていれば、影響は緩和できた、防げたと考えている。)

そういう拡散を防げたんじゃないかと。そういう意味では当時に対策に漏れがあった、そういう認識でよろしいか?

(東電福田:そういう意味では★可能性としては、今、ここが高いと思っているが、その当時はそこまで思いが至らなかったということだ。)

わかりました。ありがとうございます。



1:43:20
●フリー木野:【おこし】
今回の調査、分析結果の中で、塩素濃度が高いが、これは地下水側で塩素濃度が高いということは、要するに海側と行ったり来たりのツーツー担っているイメージで宜しいか?普通の地下水で1700ppmとか、出ないですよね。3700ppmとか。

(東電福田:はい。あの、、そうですな。その辺りも含めて、今後、これ、評価の中でやって行きたいと考えている。)

いや、含めてと言うかですね。普通の地下水は3700ppmは出ないと思うので、★★★海水側からも来ているという認識でよろしいですよね。他の場所からはこないですよね。

(東電福田:エエ… ア ハイ… あの… そういう意味ではエリアとしてはそういうこともあろうかと思っている。)

★★★あの、要するに、先程、社内の検討委員会で、満潮と干潮の時間帯で調べるという意味というのは、そういうことかと思うが。これは普通にこの数字を見ると、海側に出ていないと言うよりは、海側とツーツーで行ったり来たりしているのではないか、というふうにも見えるが。そうは考えていないのか?今のところは。

# 海に接触している箇所の地下水との関係。思いつける対策打つこともいるだろうけど、挙動を知ることが急務。そんで専門家招いて別枠で囲い込みしてるのか東電は。潮の満ち引きのたびに漏洩してんだろうな。24時間の時間帯での濃度変化、分析ってどうなってるんだろ。##

(東電福田:…。はい。あのぉ そこぉぉ、もぉ、あの、ええぇぇ、含めて、あのぉ、ええぇ 今後、評価検討して行きたいと考えいる ~フェードアウト~)

今はまだ、わからないということか?それとも否定するという事で良いか?

(東電福田:そこは、あの、まだ検討する、評価をする、ということだ。)

可能性としてはあるというふうに考えていて良ろしいか?

(東電福田:★★★海水の影響が全くない、という形ではない、、か、もしれないが、そういう可能性も検討するということだ。)

# どっちやねん。リスクの高い可能性も同時に評価検討して当然。なんで、ないと決めつけ可能性を絞り込むのさっ!毎度毎度!で、いつも後手! イイカゲンニシロ。加害者当事者は、環境より経営影響がリスク対象。アホだから過小、隠す、改ざんで信頼確保できると思っている。進歩欠片もない。##

あの、そうすると、いや、午前中に海側には数字が出ていないので影響がないと考えている話があったが、海水の調査結果で変動がないからと言うよりは、この数字のこの地下水の3700ppmや1700ppmを見れば、海にある程度出ていて、海側にある程度出ているし、海側からも入ってきているし、こちらからも出ていると考えるのが自然ではないかと思うが。午前中、それを否定されていたのはなぜなのか?

(東電福田:★★★そう意味で繰り返しになるが、海水側のデータについては変動の範囲内なので、そこについては影響はないということを思っている。)

# 変動がないんじゃなくって拡散と漏洩がバランスしているってことでしょうが。海がプールの水と同じで全く動かないならそれでいいんだろうけど。事故後から会見で素人が見ても不自然な漏れてない主張をずっと繰り返してきた東電。何を今更感。##

# 海に漏れていたものが井戸側にもということは断固否定したい東電。分析は業界の分析期間以外には提供することを拒む東電。##

わかりました。午前中の繰り返しだが、そうすると海に出ている可能性があることも否定するものではないということで宜しいか?簡単に言うと。平たく言うと

(東電福田:そういう意味では影響は見られていないということだ。)

いや、出ていることを否定するのはなぜなのか?繰り返しになって申し訳ないが、そこまではまだ言えないのか?

(東電福田:★★★アノォ そういう意味では、あのぉ、出てるぅ、ということもない、と、いうことだ。)

え?え?出てる、ということもない?

(東電福田:え、あのぉ、影響が出ていない!ということである。)

海側に流失している可能性があるということですよね?塩分濃度を見れば。無いんですかね?

(東電福田:そういう意味では、あのぉ、ええぇぇ… データとしては、まだ、海側では影響が出て、見られない!ということ、かと思う。それ以上ではない。)

ハイワカリマシタ。アリガトウゴザイマス

(東電石橋:質問は以上で宜しいか?はいっ! ええそれでは本日の会見はこれで終了とさせてもらう。)





~ 終了 19時5分(1時間35分)

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