東電会見 2012.5.8(火)16:00 ~ 廣瀬次期社長会見 (1時間30分)
ニコ生【5/8・16:00開始】東京電力 次期社長・廣瀬直己常務 記者会見
2012/5/8・16:00開始 東京電力 次期社長・広瀬直己常務による記者会見
○司会:
これより本日の取締役会で新社長に内定した常務取締役 廣瀬なおみの会見を始めさせて頂く。本日の進行はわたくし広報部の長谷川が進めさせて頂く。冒頭、廣瀬から挨拶し、その後に皆様から質問を頂きたいと思う。
○廣瀬常務:
あらためまして。廣瀬でございます。本日は急遽、お集まり頂き、本当に有難うございます。本日、東電で臨時取締役会が行われ、次期社長という大役を仰せつかった。勿論御存知の通り、正式の就任は6月末の株主総会、その後の取締役会で決定になるが、
今、東電はこういう状況であるし、それから昨晩依頼、沢山の報道がなされていることもあり、その間で私の対応も幾つか失礼があったということもあり、わがままを申し上げ、(西澤)社長にもお断りを申し上げ、急遽、こういう形で少しでも早く皆さんに挨拶させていただくべきと考え、
こうした場を設けさせて頂いた。本来、社長就任会見というのは、新旧社長が並んでというのが一般的な形だと思うが、そうしたことで西澤にもお願いをして、わがままを言って時間の調整もせずに、私がこうした形でやらせて頂くことになった。
どうぞご理解頂きたいと思う。さて、新しい社長として取り組むべき課題としては、また改めてちゃんときちっとした形で皆さんにお示しさせていただく場を設けさせて頂きたいと考えているが、本日は拝命したということをその上で幾つか私どもの考えていることを私の思いを今日申し述べさせて頂きたいと思っている。
新しい社長として、申請東電を今後どういうふうに引っ張っていくかということだが、取り組むべき課題は一つには先ず、1年2ヶ月になろうとしているが、引き続き大変な心配、不便をおかけしている福島の方々を中心に、今回の原子力災害で被災された方々への賠償をしっかりやっていくこと。
それから福島第一の安定化しながら廃止措置に向けてしっかり取り組んでいくと同時に、本業の合理化を進めながら電力の安定供給、の大きな3つの柱について取り組んで行かないといけないと強く思っている。
また、それを保管する形で数々の取り組みが近々で説明さて頂く機会があると思うが、総合事業計画にしっかり網羅されている。それをひとつひとつしっかりやっていくことだと思っている。何をなすべきかのリストアップはされているだろうなと思っている。
ポイントはそれをどのように実現、執行していくかが新しい体制のもとでの我々の大きな課題だと思っている。その意味で今申し上げた3つの大きな柱、更には総合特別事業計画の取り組みを実際に担っていくのは、東電の社員であり、グループ会社の社員であり、
こうした 52000人の人間が取り組んでいくことになる。私としてはこうした人々の使命感をしっかり高く持って、モチベーションを高く維持しながら、一丸となって取組む体制づくり、取り組みの有り様をどうやって実現していくかということが、本当に私どもの大きなポイントだと思っている。
下河辺委員長を新しい会長としてお迎えするが、色々なことで相談させていただかなければならないが、しっかりタッグを組んでこうした人達をどうやって動かしていくことについて取り組んでいきたいと思っている。
その中でまだまだ決まっていないが、私として2つのポイントがあると思っている。一つは現場で賠償や料金値上げのお願いに外回りをして苦労している社員もたくさんいる。そうした社員の大変さや苦労や、あるいはお客の声を社員を通じてしっかりと、ここにいる本店本部の我々がしっかり吸収して、それが新しい取り組みが生かせていけているのだろうかというのが、ひとつの大きなポイントと思っている。
色々批判されているように縦割りになっていないかとか、そうした中で部分最適に落ちていないだろうか、全体最適をしっかり目指しているんだろうか、といったこと忍耐して変えて行かなければならない点は少なくないと思っている。そうしたことは、なるべく早く手をつけていきたいと思っている。
もう一つは本店本部にいる経営層、あるいは現場にいる人間全てにとってのことだが、東電として東電がどう見られているか。お客様が東電をどう見ているのかに対して、もう少し敏感であろうとしなければいけないと常々思っていた。
この点についてしっかり会社の中を徹底して、変えるべき所も少なくないといったが、がしっかり変革して、出来れば一日も早くお客様や社外の皆さんから東電も少し変わってきたと持ってもらえるように頑張って行きたいと思っている。
そのためには社長として先頭に立って頑張って行かなければならないと思っているし、そういうつもりでこれから取り組んで行かなければならないと思っている。メディアの方々においてもこれからお世話になると思うのでよろしくお願いする。
本当に福島の方々、首都圏の2700万人のお客様の期待に添えるように一生懸命頑張って行きたいと思っているので、何卒よろしくお願い申し上げる。私からは以上。