2012年2月2日木曜日

IAEAストレステスト手法に関する記者会見 平成24年1月31日

IAEAストレステスト手法に関する記者会見 (56分)平成24年1月31日

http://www.meti.go.jp/press/2011/01/20120117001/20120117001.html
・ジェームズ・ライオンズ(調査団長)訪日団約10名

【資料】

【録画】



○司会進行
皆様お待ち頂きましてありがとうございます。少しお待たさせして申し訳なかったですが、これからIAEAレビューミッションということで会見を始めたいと思います。本日の参加者ですが、IAEAの原子力施設安全局のディレクターを務めているジム・ライオンズが質問にお答えしたいと思います。

サマリーレポートお手元になると思いますがそちらも参照して頂きたい。まずはライオンズが一言申し上げてそれから皆様の質問に入ってきたいと思います。


●ジェームズ・ライオンズ(調査団長)
皆様おはようございます。この会見にお越し頂き御礼申し上げます。本日を持ちましてこの度のIAEAチームのレビューミッションが成功裏に終了したことをご報告申し上げる。私達のミッションで今回、日本政府の養成におじる形で参ったわけであります。

その中で日本で行われております原子力安全に対する評価に用いられる方法論をレビューする形で参っておりまして、その中で安全に関する包括的評価の方法につきまして評価させて頂きました。この日本で撮られている手法ですが、IAEAのアクションプランに則ったものであります。

で、こちらのアクションプランでありますが152のIAEA加盟国が承認した内容になっておりまして、その中で原子力発電所の運営、安全性、脆弱性を特定し、それに対応し安全性の向上を図ろうというものでございます。

そして今回の私どものレビューを行うにあたりまして東京において、原子力安全・保安院、原子力安全基盤機構、そして関西電力の皆さんとミーティングを行いました。そしてその中で実際に行われております原子力安全・保安院から出された包括的安全評価に対しるガイダンス、指示に対してその内容を確認し、実際に多いの原子力発電所におじゃますることで、この保安院の指導、及びガイダンスがどのように実施されているかということを確認しました。

メディアの皆様の報道の中でも、幾つか今回、私どものIAEAのレビューミッションが実際に大飯原子力発電所の検査にきたというような内容のものがありますが、この場をお借りして確認をさせて頂きますが、私どもが参りましたのは原子力保安院が出している指示、指導内容に対して原子力発電所を運営する事業者がどのような形でそれに答えているかと言う事を多い原子力発電所を例として視察に参ったわけであります。

そして私どもの全体的な印象としては、保安院が行なっているプロセスですが、こちらはIAEAの安全規格に全体的に即しているということ。そしてまた、ヨーロッパのストレステストを含めた国際的に行われている原子力の安全を図る活動に即したものであることを確認しました。

そして私どものチームですが、この度のレビューにおきまして幾つかの非常に評価されるべき点、良い実施内容を確認しましたし、また、改善点として今後、安全施策を改善していくための強化につながるであろう、ポイントについても幾つか気づいた事項がありました。

私どもが拝見したその良好な実施内容については、お手元にあるプレスリリースにまとめていますが、ここで幾つかハイライトとして申し上げたいと思います。日本に置きましては昨年3月の福島原子力発電所の事故における緊急安全対策が取られました。

そしてその内容を保安院も確認しているということです。そして2つ目ですが、日本国におきましてはさらに原子力の安全、向上を図るために国際社会にも広く、参考となるような情報を活用して積極的に取り入れているということです。

原子力安全・保安院に関しては実際に多い原子力発電所の方でウォークダウンを行い、実際にこの緊急安全対策が成功裏に実施されていることを確認し、その緊急安全対策に資する施設、設備が運転員によって適切に運轉されるということを確認しています。

そして改善点についても幾つか指摘する部分がございますが、この保安院から事業者に対する指示内容というのは、非常に一般的な内容といいますか、あまり具体的でない部分があったわけですが、それは意図的にそうすることによりまして、事業者がより革新的な、そして創造的な形で安全対策を考案するようにという事の配慮であると言う事を伺いました。

# 具体的に指示をしないのは安全委員会から助言があったからそうしたとこの後の保安院 黒木審議官は説明しています。保安院の指示書は原因究明して対策考えて報告しろ、分析やその結果の推測など何から何まで事業者任せ、上がってきた内容をそのまま報告するだけ。先日のERSS停止報告もJNESから上がってきた報告そのまま読み上げるだけ。質問されても答えられない税金泥棒保安院が規制官庁。

私どもからの原子力安全・保安院に対する勧告の内容としては、今回のストレステストに伴う保安院が行った審査の内容を踏まえて初期的に得られた知見を元にそれを文書化することにより、原子力安全・保安院の審査官の方々が、それを共通で活用することによって、より内容的に一貫性を保った形で審査ができるようにということを申し上げました。

原子力安全・保安院が行なっている評価すべき内容としては、情報の透明性を図るべく、例えばホームページを活用して広く一般から違憲や質問を募る活動をしているわけですが、その活動に加えて、私どもから申し上げたのは現地の原子力発電所を地元の皆様と原子力安全・保安院が審査を通じて得た知見を共有することにより、さらなる議論を深めたらどうかということを申し上げました。

そして最後になりますが、保安院に対してこれからストレステストの二次評価の結果が上がってくると思いますが、二次評価の実施に関しても保安院の指導のもと、適正な時間の枠内で完了するようにお願い申し上げた。

私どもは今回、日本政府の招待を受ける形で保安院が行なっているストレステストの結果のレビューの方法論の確認に参っている。そして、私どものレビューの過程中においては関係、各機関とも全面的な協力を得まして、私達が持っていた質問、疑問にはすべてお答えを頂いています。

最後になりますが、今、日本は非常に困難な磁気を経験していると思います。IAEAとしても今後、日本に対する協力を惜しみなく提供してまいりたいと思っている。では、皆様の質問をお受けしたい。質問の前にお名前と所属先の方をおっしゃっていただければ助かります。


○ドイツ記者:
今回のストレステストに関して非常に重要なポイントとしては災害等の外的な事象として、それを組み合わせた形で見るのではなく、一つの問題に対処するという形で見ている所が重要なポイントだと思いますが、その中で3月11日の地震を受けても、地震を想定される基準というのは変わらないまま行われていることがあると思います。

そしてチームとしての見解を頂きたい内容ですが、今回のストレステストに関しましては、双方に三菱重工の方々がいらしたということですので、その点についてコメントいただければと思います。

○ジェームズ・ライオンズ:
私どもの今回のレビューの過程におきまして、保安院が大き原子力発電所の例を取りますが、どのような形で事業者が行なっている評価を評価しているということを見たわけですが、その保安院の評価の大勢につきましては、それがしっかりしたものであるということを確認しました。

ただこれがストレステストの中でも一次評価に関する内容になりますので、これから行われます2次評価については一次評価になかった追加の分野に関しても評価していくことになりますので、そのプロセスに関して私どもの方から具体的な提案を致しました。


●朝日小堀:
レビューの中の勧告についてお伺いします。保安院はストレステストの実施は審査において何を期待するのか明確にすべきであると。

期待する数値を設定することで改善することが出来るという勧告をされていますが、裏返せば保安院はストレステストでどれぐらい余裕があればいいのか、数値を示していなかったわけですが、これは分かり難いということをIAEAの調査団として感じたのでしょうか?

○ジェームズ・ライオンズ:
私どもがレビューの最中に気づいた大事な事としては、今回のストレステストを事業者に求めるにあたって、保安院が出した指示がある訳ですが、その元々の指示内容が非常に全般的にというはハイレベルと言うか、それほど具体的ではなかったということが私ども感じたことでございます。

ただ、実際に保安院が行なっている審査、評価の仕方を拝見すると具体性というのは実際の評価の中で確保されていることは確認したわけなんですね。

ですので、今回、事業者が行いましたストレステストの評価を行ったことで、得た内容、プロセス、つまり、レビューのプロセス全体としては問題がないものであったと思いますので、そこで得た知見、経験から得た改善点などを明らかにし、事業者に対して期待することも明文化することになりまして、将来、保安院が行なっていく審査に関しては、審査官の方々が共通の認識を持ってよりよい具体性に富んだ形で評価できるようにということを勧告致しました。

# 思いますので… ( ゚д゚)ポカーン


○ブルームバーグ:
今回の原子力発電所の事故を受け、損害の状況から考えると大きな懸念の対象となるのは安全尤度に対する理解だと思うが、今回のストレステストに関しては、二次評価において安全尤度の必要なものが含まれてくると予想しているが、もし、二次評価の中に安全尤度という視点が欠けていた場合はIAEAはその評価内容というものは支持しないということになるのか?

確かにストレステストの一地評価の中には包括的な安全評価ということで、それを踏まえて幾つかの改善点が示されているわけだが、今回、コレから先の評価において安全尤度ということが視点に含まれない場合、その活動内容の信頼性に、何か疑問を呈する形になるのか?

○ジェームズ・ライオンズ:
今回の私どものレビュープロセスの中で、二次評価についても勿論減給はあったが、その中で追加的な分野として評価の対象にし、それに基づいて改善するべきという点があり、その結果、保安院としてもより新しいより近々の国際的に用いられている安全基準、企画を活用していきたいということが、表明された。

私どもの議論の中でもそういった新しい企画、基準に照らして安全性の強化を図りたいということが理解できたので、今後はそういった新しい基準の反映を含めて、よりよい評価がなされていくものと思う。

○ブルームバーグ:
この一時評価の審査内容について、それをよしとすることにより一時評価で反映されていない、あるいは対象となっていない分野もあるわけなので、一次評価をよしとしてしまうことにより組織としての信頼性に問題が生じることはないのでしょうか?

○ジェームズ・ライオンズ:
私どもが拝見したプロセスに関して言うならば、その内容としては妥当なものでした。ですがプロセスというのは常に改善の余地があるものなので、私どもが気づいた改善につながるポイントというものを指摘した次第です。ただ、全体のプロセスに関してはそれが妥当であるという事は、それが妥当であるということは私どもは自信を持って言えます。


●共同宮崎:
勧告の中で地元の皆さんと保安院の議論、利害関係者と協議ということをおっしゃられているが、地元には原子力発電所そのものに反対したり、再稼動に反対という方もおられると思うが、具体的にどう言った形でどう言った協議が進められることを期待されているのか?

○ジェームズ・ライオンズ:
私どもが常に考えているのは、やはり原子力発電所の運営稼働のプロセスにおいては、より多くの情報を地元の皆様、あるいは社会の皆様と交換する、すればするほどよい。

より多ければ多いほどよいと考えております。実際の可動の実施であるとか、運転の実施について決定する、あるいは国としてのエネルギー政策を決めていくというのは、これは日本政府の責任、仕事であると思います。それは私どもの仕事ではないと思います。


●ダウ・ジョーンズおおべ:
今回のIAEAの評価については保安院が行なっている審査内容というのは、IAEAの安全基準に照らした、即したものであることが確認されたという事ですが、そして二次評価について、より新しい基準や評価内容に照らした形で行うということを勧告されていますが、どのような分野に関して二次審査に加えるべきとお考えですか?

2つ目の質問は地元住民の方々との対話を通じて知見の共有をより多く図るべきだと仰っていますが、それは何故だったのか?日本に於きましては原子力に反対する方がもいらっしゃるからですか?そして、ストレステストというのは一体何を達成するのか、何を期待すべきものなのでしょうか?

○ジェームズ・ライオンズ:
まずはIAEAの安全基準の中でも書く加盟国の規制当局に対して、原子力発電所の運営に関わる利害関係者、あるいは地元住民等の対話の中に含めることにより、より情報の発信提供、理解を得られるということで進めております。

今回のレビューの結果として保安院の審査内容が私どもの安全基準に概ね沿っているものであると申し上げながらも、いくつか気づいた事項に関して勧告などしておりますので、その点についてお聞きになりたかったのではないかと思うが、確かに私どもIAEAの安全基準というのは存在するものですが、非常にこれは広範囲、かつ膨大に渡るものであり、加盟国のどの国においても全部を反映しているところはございません。

そしてそれに付け加えますが、IAEAの安全基準を加盟国が適用するにあたりまして、その国にそれぞれの規制や法的な枠組みに則って活用していただくということなので、安全基準の中でも完璧に完全に内容を反映しているということは必ずしもないのではないかと思います。


●読売萩原:
助言の中で二次評価が適切な時期にまで完了し評価されるべきとありますが、保安院は年末までに二次評価を出すように指示して板にもかかわらず、まだ、出てきていないことに対して感想と、適切な時期というのはいつ頃を考えておられますか?

基本的な質問ですが、勧告7点、助言4点出ていますが、勧告と助言の意味合いの違いを明確にして欲しいと思います。

○ジェームズ・ライオンズ:
最初に二次評価の終了時期に関してですが、やはりその評価が、例えば評価を行うことによって改善点が見出されるかと思うが、その最も価値ある形で改善が織り込まれると言う事を目途に終了をして頂ければと思います。

効果的に終了することを我々は求めたいと思うので、その評価の分野におきましては、物によって時間がかかるもの、かからないものがあるので敢えて何時までというタイムリミットを設けるのではなく、これからも二次評価を進めていく中でより効果的な内容にして頂きたいと持っている次第です。

それから3つ目の質問に先にお答えしますが、勧告と助言の違いだが勧告というのは調節的に安全基準に繋がる部分において具体的なお願いをしたい場合にするものでございます。よくあるのが直接的に規格基準につながる所ではないけれども、ここはこうしたほうがいいという気づき事項があるので、それに関してはサジェスチョン(提言)という形で申し上げるようにしています。


●霞ヶ関通信社 稲村:
日本の大方の国民は広島、長崎の原発事故、悲惨な事故を思い出して(事故?)原子力 newClear はいらないというのが大方の国民の意見だと。ただそこに就職している東電の人や周辺の人達がいるという感じで、真っ暗でいい、電気もいらないという気持ちを持っているのがおおかたの国民だ。

皆さん、IAEAの皆さんは似原発いらないという国民の意志にそって、Nuclear は危険だという査察をしていただくのではないかと期待しているんですけど、どうもそうではなくて皆さんは原発なくては食べていけない仕事をしているのでそうは行かないと思う。実際にどう思われるか?原発は我々人間に必要だと思うか、そこを質問をさせて頂きたい。

○ジェームズ・ライオンズ:
私どもの今回のミッションですがIAEAの中でも原子力施設の安全、セキュリティーを司る部門から参っております。私どもの仕事というのは平和利用における原子力が安全裏に活用されるということです。それを追求するということでございます。

そして原子力が、その国において適切な電力源であるかどうか、それは各々加盟国が独自に決めることであります。ですので私どものミッションとしての基本的に望むことというのは、日本において原子力が扱われる限り、それが安全裏に行われることを私どもの目から評価させて頂くという事であります。

ですので私どもの今回のミッションにおいて出された勧告というのは、日本における原子力を司る当局が、その審査、ないしは管理のプロセスを改善することにより、より適切な形で評価、判断ができるようにお手伝いするということであります。


●毎日関東:
大きく2つ質問があります。一つは透明性を評価されたと言う事で情報の公開性評価に関係すると思いますが、審査の過程で反対派の人が傍聴を巡ってトラブルがあり、今、直接の傍聴ができない状態になっていますが、その事の意見交換がもしされていたら意見を教えて下さい。

情報の公開について、原発の核セキュリティーの関係で原発の公開性に本質的に玄海があるのではないかということについて意見があれば教えて下さい。

2つ目ですが、今回のストレステストでは日本の規制機関で安全委員会というのがあるんですが、安全委員会が今のところ関与していないが、意見交換をIAEAがする必要はないのか?後、ストレステストに安全院会は関与していないが、今の地点で安全委員会が関与しないことについて問題がないのか意見を聞かせて欲しい。

○ジェームズ・ライオンズ:
先ず、私どもの今回、見させて頂いたプロセスの中でも原子力安全委員会の関与ということで申し上げますと、今回、原子力安全・保安院が行いました各事業者のストレステストのレビューに関しましては、そこから保安院が出します報告の評価を原子力安全委員会がすることになっております。

それから地元住民の方々とのコミュニケーション全体に関する課題ですが、保安院に私どもが申し上げたのは住民の方々の交流の方法、あるいは情報交換の方法というのは沢山ありますので、その中で適切と思われる方法をぜひとって頂きたいということです。

私どもが申し上げましたのは、地元の直接原発の周辺にお住いの方々を会議に参加して頂くことによってどのようなプロセスで原子力の稼働というものが決められているのか、行われているのか知る一つの重要なプロセスになるということは申し上げました。

では異常を持ちましてお答えの方は終了させて頂きたいと思いますので、今回の会見にお越しいただきまして大変有難うございました。

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