録画 IWJ
前半 http://www.ustream.tv/recorded/15057214
後半 http://www.ustream.tv/recorded/15058156
まとめ http://www.ustream.tv/recorded/15058168
■会見のポイント
作業員2人が250mSv を超える被爆をしていた事実とそれに関する質問が多かった。250mSv を決して超える事はないように対策をとるのが大切で必要ないと繰り返し発言してきた細野。(1人20万円近いコストが発生する)造血幹細胞は必要ないという政府の姿勢だったが、この点について記者から言及されていた。
5月9日に採取していた海底土サンプルの分析結果が明らかになり、改めて海への汚染状況が明らかになった。(原子力案全然委員会) グリーンピースは国内の機関に分析を拒否され、海外の専門機関に分析を依頼しているが、分析のサンプルの量を考慮しても、日本の調査機関は分析結果を出すのが極めて遅い。
または発表のタイミングを他の話題でそらせるようにタイミングを伺っているように見える。まずい分析結果の公表、評価についてはネットで公表しながら全く触れないか、或いは話題に触れるとしてもおそるおそるといった印象を受ける。発言態度を見ているとよく分かる。
海底土の汚染状況を政府としては取り上げるべきじゃないのか?注意が必要とここで会見しても実際にどのような通達を原子力安全委員会が行ったかについては全く触れていない。質問が集中するかと思ったが、この点について質問する記者はいなかった。もう間隔が麻痺している?
海で行われた原爆実験と今回、海に流出した放射性物質の総量は比較にならないほど福島原発の方が多い。未だかつてない海洋汚染が広がりつつあるが、茨城県沖の水産物も食べようと国は推奨している。
プラント関連に関しては原子炉容器由来の地下のたまり水マップが公開された。作業員に危険地帯を促すためのマップだが、コンクリートで出来ているといっても水を貯蔵する施設ではないし、地震により亀裂が入っている可能性が高く、同時に高濃度の汚染水が地下水にしみ出ている可能性を強く印象づけた。
60才以上のボランティア決死隊と細野が接触した件について質問されたCNA記者、NHK石川記者の質問が気になった。後、朝日新聞 大阪本社 経済部記者の関西電力の原発運転再開に向けて保安院(経済産業省)の西山審議官にどのように対応してくれるのかといった露骨な質問も気になった。
原発を監視、監督する立場にある経済産業省にある保安院。西山審議官の娘は東電社員。再開に向けた状況を質問する関西の経済部記者。この構図は非常に分かり易い。西山審議官の答えにくそうな表情に苦笑してしまった。この鉄壁の自浄能力のない組織編成、原子力村を築き上げてきたのが自民党。ちなみに関西では経団連会長に関電社長が就任し、連日、原発擁護、メディアの報道が目立つ。
■本日の議題
http://www.ustream.tv/recorded/15057214
- 細野豪志事務局長 挨拶 00:01:00~
- 環境モニタリングについて (東電・文科省)00:05:05~ / 00:07:35~
- 環境モニタリング結果の評価 (原子力安全委員会)00:14:00~
- 各プラントの状況 (東電)00:16:40~
- 質疑 00:24:15~