2011年4月30日土曜日

小佐古補佐官の辞任

2011年 4月 30日
東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応へあたるため、内閣官房参与に任命された東大の原子力専門家が自任した。抗議の辞任。

また、19日の20mSv変更通達以降、口を閉ざしてきた大手メディアが、ようやく非人道的な安全基準値、年間20mSv の基準値について報道した。おそらく初めて。

2011年4月28日木曜日

そして誰もいなくなった

2011年 4月 25日
言葉も出ない。先ほどTwitter でしったのだけど、東電と保安員による外国プレ​ス​へのブリーフィング。
減りに減って、とうとう25日には誰もいなくなってしまった。


誰もいないのに淡々と会見を行ったらしい。普通に見たらシュールすぎる絵、普通はやらないだろうけど既成事実をつくるにはいい場所だ。

原発事故 公開質疑 後半

2011年 4月 26日
福島原発事故に関する公開質疑の後半です。
後半の 20mSv/年 という原発作業者レベルの基準値にした理由についてが焦点に。

ライブでは音声がかなりの分で消えていました。録画もそうみたい。
http://www.ustream.tv/recorded/14302736
http://www.ustream.tv/recorded/14303604
http://www.ustream.tv/recorded/14303674
http://www.ustream.tv/recorded/14303811
http://www.ustream.tv/recorded/14303959 ←
http://www.ustream.tv/recorded/14304071

原発事故 公開質疑 前半

2011年 4月 26日
福島原発事故に関する公開質疑
ライブでは音声がかなりの分で消えていました。録画もそうみたい。

http://www.ustream.tv/recorded/14302736
http://www.ustream.tv/recorded/14303604
http://www.ustream.tv/recorded/14303674
http://www.ustream.tv/recorded/14303811
http://www.ustream.tv/recorded/14303959
http://www.ustream.tv/recorded/14304071

前半は、現在の原子炉の状態に関する質問が中心で、保安員はわからないので答えられないという事が多い。やはり、メルトダウン、原子炉、格納容器の破損については質問してもしどろもどろで、ヤジが飛ぶ場面も。

後半は、20mSv/年 という原発作業者レベルの基準値にした理由について。

-----------------------------------------------------------
燃料棒につかっている推移がわからない。
燃料棒に直接水をかけているのか、圧力容器に直接掛けているのか、
質もしてもしどろもどろ。

あんたわからないのか?

福島水穂
2,3号機はメルトダウンは起きているのか。

保安員
わかりません。

水をどこからどのようにいれているのか?
燃料棒は空気に触れても大丈夫なのか?

保安員
(答えられない)

そのたもろもろの質問。

答えられない人をよこしたのか?

何しにきたの?やってもしょうがない。また怒号が

保安員
細い配管から下から水の水位を上げている状態です。

下から水をいれてるのに、なんで上からかけてる、冷えてるといったのか?

保安員
うえから水をかけてる。嘘つきました。というか、わからないので適当に答えた事を謝る保安委員。
細い配管を通して水を注入。したから水が増えていく状態。

福島
下から水を入れても燃料棒が水につからないのは、圧力容器が壊れているからじゃないのか?

保安員
しどろもどろの末、
その可能性は非常に高い。(壊れているとは頑として言わない。相当教育されている)

燃料棒むき出し。メルトダウンの条件を十分満たす状態にあることに・・・

漏れている推定。どこで漏れているのか、はっきりさせてくれ。
そうでないと対策がとれないだろう。


進行役
わからない事も情報の一つ。みなさん、冷静に。われわれは今起きている事を知りにきた。その趣旨をわすれないように。わからないものはわからない、迫るとおかしな返答しかねない。(さっきの上から水をかけているとう説明を指して)
(拍手)


1,5,6号機も同じ状況に陥る可能性がある。

再臨界の可能性について
燃料棒、ジルコニウムが壊れるから、最臨海は起こらない

水素爆発、水蒸気爆発が起きた場合の拡散の見通し。不確定要素に基づいてなんでそんなことがいえるんだ。

質問側は、専門家なんだから予測される事態を想定して動けよと。わからないじゃ困るんだよ。
問題が起きてから計画を立てていたら遅いんだよっ!!的な雰囲気に満ちている。

国会中継の野党のヤジをみているようだ。
前半は、原子炉の現在の状況とリスクに関して質問が集中したが、会見に臨んだ保安員が下っ端すぎて全体的には、詳しいことはわからずといった印象を受けた。同日、このあと開かれる合同会見の方が、この点については情報が濃い。

引き続き、福島の子供たちが年間浴びる放射線量の安全基準値を、放射能施設従事者の基準並み(20mSv/年)に引き上げた点についての質問へ。

2011年4月27日水曜日

2011年4月26日火曜日

安全基準 1mSv/年 から 20mSv/年 へ引上

2011年4月19日
「今回のような非常事態が収束した後の一般公衆における参考レベル(※1)として、1~20mSv/年の範囲で考えることも可能」とする
20mSv/年の根拠を示せ。20mSv/年は癌、白血病のリスクが高まる危険な値。
20mSv/年労働基準法、白血病の労災基準となる値だ。


2011年4月20日
母乳から放射能物質
http://hairoaction.com/?p=306

視点・論点「原発震災 レベル7の重み」
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20110420-33-34070&pf=p
この段階でよく放送できたなという感じ。
NHK が変わってきたかと思ったが違った。


【福島原発】2011/4/20/水★1.計画的避難区域-2.再び水素爆発の恐れは?
http://www.youtube.com/watch?v=VgKcXihGcKs
京都大学原子炉実験所 小出裕章 先生に聞く

4/1
http://iwakamiyasumi.com/archives/8030
二酸化炭素だけが地球温暖化の原因ではなく、原発が出す熱を冷ますために海水を使っている。
海水温度の上昇が地球気候変動の要因となっている。決して環境に優しいとはいえない、大きな間違いがある。

「福島第一原子力発電所の所長は、なぜ、東京勤務なのか、3月11日の震災当日、東京にいたのか。事故直後には、非常用電源が一つ動いていたから、これを使えば現在のような状態にならなかったはずだ」という暴露発言
http://www.ustream.tv/recorded/14168194
非常用電源が一つ動いていた。報道内容と異なる。政府ぐるみで隠蔽。


世界最大級オーストラリアウラン鉱山がシャットダウン 放射能高汚染水の漏出に打つ手なし
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/news/11042001.htm

脱原発に動かない理由

日本が原発導入した理由

・原発導入のシナリオ ~ 冷戦下の対日原子力戦略
 http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134#
 なぜ、日本は原発を導入したのか、このビデオを見ればよくわかる。ここを読む前に、NHKが作成した資料番組を見てほしい。

・文科省 放射能を正しく理解するために
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/1305174.htm
ご丁寧に子供向けにも通達文章(PDF)を作成している。 

安全基準値 20mSv/年へ引き上げた理由。
国際放射線防護委員会(ICRP)のPublication109(緊急時被ばくの状況における公衆の防護のための助言)によれば、事故継続等の緊急時の 状況における基準である20~100mSv/年を適用する地域と、事故収束後の基準である1~20mSv/年を適用する地域の併存を認めている。また、 ICRPは、2007年勧告を踏まえ、本年3月21日に改めて「今回のような非常事態が収束した後の一般公衆における参考レベル(※1)として、 1~20mSv/年の範囲で考えることも可能」とする内容の声明を出している。
 ICRP(国際放射線防護委員会) は、上記番組にあるように日本に原発を導入に深く関わった機関。要するに現在の空間放射線量から逆算して、避難区域を広げないために、安全基準値を20倍に引き上げている。 20mSv/年 という値は、癌、白血病になった場合、労災と認められるレベル。

この非人道的な値は、国内のみならず世界中、特にチェルノブイリを経験したヨーロッパの人たち、専門家が驚いている。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/21/1305089_2.pdf

毎時3.8マイクロシーベルト未満の区域
– 普通に生活して支障はありません。

毎時2.2マイクロシーベルト以上 3.8マイクロシーベルト未満の区域
(一日平均8時間程度の屋外活動であれば、1年間の積算で20ミリシーベルト(=20,000マイクロシーベルト )以下となりま

毎時2.2マイクロシーベルト未満の区域
(一日24時間屋外で過ごしたとしても、1年間の積算で20ミリシーベルト(=20,000マイクロシーベルト )以下となります。これまで通り、普通に生活しても支障はありません。 )
ICRP の勧告はチェルノブイリの健康被害は放射能との因果関係はないとして内部被爆は一切考慮されておらず、示された安全基準値は 50mSv/年と非常に高い値であったため、ECCR放射線リスク欧州委員会)は、チェルノブイリの健康被害から算定した 5mSv/年 を避難指示区域、 2mSv/年 を安全基準値とした。そして、日本は更に高い安全基準を世界にアピールするため、 1mSv/年 を安全基準値とした経緯がある。

ところが、こと問題が起きてみると 20倍の 20mSv/年 に引き上げる。都合に合わせて基準値を上げたら何のための基準値なのか。しかも、公式な会議は一切開かず、議事録も一切なく、2時間あまりで 20mSv/年 を決定している。しかも、メディアはNHKも含め、この決定について一切報道していない。

これ以上、避難区域が広がれば国の原子力政策は立ちゆかなくなる、世界経済にも影響が及ぶという理由から、ICRP も政府も福島県民を見殺しにする事にし、将来的な健康被害は、因果関係を証明できないとする事は目に見えている。

一部の人間の既得権益を守るために人命を犠牲にするという政府判断は本当に理解出来ない。

原発のコスト
今の原発のコストは、製造と運用にかかるコストしか計算しておらず、建設にしても安全性に対するコストで 昔よりも大幅に製造コストが増えている。また、耐用年数と解体にかかる費用、50年に1度の割合で起こる地震で壊れる可能性10%という高リスクと莫大な 補償額、トータル コストを一切計算していない。

メディアぐるみの隠蔽工作
水をポンプで外部から注入する報道をずっと見ていたが、一体、原子炉の中はどうなっているんだろう?ドラえもんの4次元ポケットに繋がっているのか?と誰もが思ったはず。既に原子炉、或いは原子炉につながる配管が破損してそこから放射能物質が漏れ続けているのは誰の目にも明らか。

しかし、東電、原子力安全委員会、政府は、地震による破損はしておらず、津波による電源消失が招いたの一点張り。

一方、メディアでは、 原発推進が前提の番組ばかりを特集。なかでもひどかったのが震災最初の朝生 (2011年3月26日放送) という点ばかりを強調していた。そのメンツがこれ。

勝間和代 , 堀江貴文 , 大塚耕平 , 宋文洲 , 島田保之 , 松本義久 , 池田信夫 , 片山さつき , 猪瀬直樹 , 荻原博子 , 藤城俊夫 , 高橋洋一

特に印象に残っている言葉。言葉尻は違うけど、このような事を発言していた。
  •  「津波さえ来なければこんな事にならなかった。逆に地震で原子炉はビクともしなかった。むしろ、日本の技術力の高さが証明された。誇るべきだ。」
  • 「ほうれん草はおひたしにすれば問題ない。チェルノブイリで証明されている。」
  • 「細胞は遺伝子は傷ついて修復不可能なら自ら死滅する(アポトーシス)。それを司る遺伝子の一部が傷ついた結果、がん細胞化する。(科学好きなら知ってると思う) 2万以上ある遺伝子の特定の箇所が傷つく可能性は低く、放射能を気にする方がおかしい。」
  • 「自動車や自転車だってリスクゼロはないんだから、原発だってなくて当然。」

といった耳を疑うような事をテレビを通じで情報を流していた。

内容は原発擁護のために放送されたデマ番組だった。しかもネットはデマだから信用するなとも言う。NHK をはじめ、各テレビ局は、順調に注水作業が進んでおり安定して原子炉が冷やせていると安心を強調する報道ばかりだった。
 中でも熱心だったのは値を小さく見せかけることだった。年間の積算値を引き合いに、1時間あたりの空間線量値を比較して、マイクロの単位はミリの1/1000 という説明を何度も何度も繰り返し、値が大した値ではないと錯覚するように、どこのメディアも報じていた。

例えば、3.8マイクロSv/時間 の地域であれば、3.8 × 24 で 1日あたりの積算線量は、91.2マイクロSv となり、年間では 91.2 × 365 = 33,228 マイクロSv となる。

マイクロをミリに直すと約 33.3ミリSv/年 となり、チェルノブイリ避難区域の基準を大幅に超えてしまう事になる。

そして、公表されている観測結果の値も、地上から20m地点であったり、観測ではなく予測に基づくものであったり、全く信用できないものとなっている。ほうれん草などの葉物野菜にしても、洗ってから計るように政府が通達しており、土壌検査にしても、地面を掘って底の値を計測し、値を少なく見積もることばかりを考えている。

海洋投棄についても。あれだけの量を注入し続ければ、どこかから漏れ出ているのは誰の目にも明らかであり、実際には放射能物質に触れた高濃度汚染水がたまっていた。その事実はもちろん、東電も政府も認識していない訳がない。

IAEA が土壌からチェルノブイリで避難区域となる放射能が検出されたと警告を出したのに対し、政府、東電は、我々の測定は空気中の線量を計測しているので自分たちの測定結果、基準が正しいと反論している。
 そして大量の汚染水(1万1500トン)を海洋投棄。後に驚いたのは周辺諸国に通達しないで強行した事。避難に対し、「国際的に報告するような値ではないので避難に値しない。」と反発したこと。同じ日本人として情けない。実際は放出3時間前に記者会見での発表のみだった。

この理由について、政府は想定外の問題が続き、海に捨てる以外に方法がなく緊急手段として仕方がなかったと弁明。いや、海水注入し続けていることで、原子炉内部の汚染水が外部に漏れている事は明らかで、以前から国民誰もが分かっている。

(日本人は自分の頭で考えないからわからんだろ、と思っているのは政府、安全委員会、東電、メディアの当事者だけ)

また、汚染水がたまり続けるこの間、アメリカ政府からの支援要請も断っていたらしい。全て自分たちで対応出来るという東電の説明を政府が丸呑みしたのかどうかは知らないが、隠蔽した結果、招いたのではないかという疑惑もある。

その水がどこに行くのかは気になっていたが、記者の質問に対しても冷却システムが破損して漏れ出ている事を否定していた。不測の事態の緊急手段ではなくて、こうなることはわかっていたのに隠蔽といわずしてなんというのか。

情報を隠蔽しているのは連日の辻褄の合わない報道から、誰の目にも明らか。その次元の低さは「這っても黒豆」を字でいく呆れたレベル。とにかく、津波だけが問題で、電源のバックアップがあれば、このような事態は防げたことを印象付けることに躍起になっている。

関西電力でも電源車は確保した、堤防も作る。国から指示された安全対策は完了したとニュースでも大々的に流れていた。

どこかの震災報道番組で、国内最大級を誇る15mの防潮堤が津波により完全に破壊された映像が流れていたが、以来、見かけない。押し寄せるあの津波の映像を見たら、誰だって人間が作った構造物で防ぐことは出来ないことは明らかだ。

海中に沈む堤防は、地上の建造物よりも老朽化が進むということは、専門家でなくても想像に難くないが、電力会社は堤防を作り、電源車を確保することで安全性が確保できるとしている。その根拠は、地震の揺れにより原子炉、配管が壊れなかったという虚偽事実に基づいている。
  • 堤防を作る
  • 電源車を用意する
今回の地震は長周期振動、つまり、遠くでプレート(海底)が動いたことによる大きな横揺れタイプの地震。高層ビルが弱いとされる地震で、大きな津波が発生する特徴がある。

これに対し、阪神淡路は大都市直下型の地震。当時、大阪北部に住んでおり経験したが、先ず、どーんという下から突き上げるような大きな縦ゆれが発生し、横揺れは小刻みに激しく揺れる。低い鉄筋コンクリートの頑丈な建物でさえ破壊するという特徴がある。

神戸に住む連絡の取れない知人を探しさまよい歩いた。先日訪れたばかりの、あの近代的な鉄筋コンクリートの駅が見るも無惨にがれきの山となっていた。

震災以降、これまでの常識では考えられない震度5、6クラスの余震が続いており、プレートが動いたことにより、内陸に局所的に歪が生じているのが原因ではないかと考えられている。

しかも、これまで地震がおきていなかった地域で余震が多発している。原発の立地条件の一つに過去に大きな地震が発生した痕跡がない地域を選んでいるということを聞いたことがある。現在はその常識すら通用しなくなっているという事実に目を背けてはいけない。

もし、阪神淡路クラスの直下型の地震が原発真下で起これば、今回の超周期振動でさえダメージを受けた原子炉、配管(政府は認めていないが)の場合、炉心を安全に停止できるか極めて疑問だ。今回と同様かそれ以上の被害が発生する事になる。

誤解しないで頂きたいのは、電源の確保、防波堤の建造は最低限の安全性を確保するために必要な事に変わりはないという点。そんなもの作るなら、原発を直ちに停止しろという事を言いたいのではないと言うことだ。

事実から目を背け、事故を過小評価する事にばかり頭を使い、自らは変わろうとせず、負担は国民に押し付け、それでも尚、将来的に廃炉、脱原発に向けて動き出さないというのは、既得権益にしがみつく、独占企業と国、メディアの癒着構図にある事については疑いの余地はない。

東電は解体して電力事業の自由化を勧め、再生可能な自然エネルギーへの転換、様々な業種で使用電力の見直しについて真剣に考える時にきている。原発が日本に来た当時と違って今はインターネットという風通しの良いメディアが存在している。この機を逃してはならない。

原発を推進した国、電力会社、政治家、天下り、メディアに対して責任の追及をゆるめてはならない。特にこのような既得権益にしがみつく構造を作ってきた自民党政権の責任は極めて重大、国策として安全を偽り推進してきた責任がある。その既得権益に群がる現政党、政治家も同様に。

あなたが見ているバラエティ番組に出ている芸能人も間接的に関わっている。批判すればテレビ局から仕事がこなくなる事を恐れている人は多い筈。

私も電力会社→広告代理店→デザイン事務所の流れで、プルとくんのような、今となっては洗脳としか言いようがない一方的な情報をCDROMを制作したこともあった。関西電力に幼稚園児がバスにのって見学に来る。

デザイン事務所に就職した一介のサラリーマン。建物に入るまで園児をボディーガードをする、という仕事が、社会人最初の仕事だった。知らないと言うことがどれほどの罪なのだと、今更ながら痛烈に思う。 電力会社との距離が近づくほど、生活がかかってくるので行動が起こせないというのはわからないではないが、勇気をもってこの巨悪に立ち向かわなくてはいけない。

2011年4月25日月曜日

原発反対論に思う

原発反対論に思う 朝日新聞の記事
http://www.asahi.com/business/topics/column/TKY201104230279.html
発生以来1カ月が経過したのに、福島第一原発の事故は一向に収まりそうにない。発電所自体の事故収束はいつなのか、放射能の拡散はどのくらいなのか関連地域の住民の不安、不信は大きくなる一方である。

当然予想されたように、原発反対の意見が勢いを増している。ここで注意したいのは、原発をこれまで容認していた人たちも、けっして手放しで全面的に賛成していたわけではない、ということだ。つまり、われわれの日常生活に必要な電力需要確保のために、原発なしではエネルギー政策は成立しないと考え、多くの人たちは原発に消極的に賛同していたのだ。

この視点で考えると、原発反対論に欠けているのは、次の2点である。

第1に、仮に原発を認めないとして、代替の電力エネルギーをどうするのかの議論である。皆が期待する太陽光、風力などはまだ安定した電力供給とはなりえない。

水力も頭打ちである。となると石油、石炭などの化石燃料に依存するしかない。これに依存したとき生じる地球温暖化はどうなるのかに、まともな返事は聞こえてこない。

第2に、となると電力需要をどう抑制するかの視点が欠かせない。しかしながら原発反対の論者には全くと言っていいほど、具体的な提案がない。

第1は原発推進者が必ずといっていいほど口を揃えて言う事。
先ず、原発と同等のエネルギーを再生可能エネルギーに求めようとする。そして、現在の電力消費を維持する事が大前提となっている。

つまり、何も変えたくないのである。様々な分野が集まって電気の使い方を議論する必要があるが、それすらさせないという意図が常につきまとう。 原発に変わるCo2を出さないエネルギー源があり得ない事をわかっている、それを承知で言っているのだ。

具体的な癌替えを示さないというなら、ここで一つ示す。
メディアに対して身近なところで言えば、スーパーハイビジョンのような気違いじみた高解像度の映像は必要なのか?テレビは必要なのか?解像度が高ければデジタル編集も消費電力の高い高性能なコンピューターが必要になりより多くの電力を必要とする。

このような減らすアイデアは、それぞれの分野の専門家が考えれば、いくらでも出てくるし、そこに産業を見いだす可能性だって生じる。様々な分野で一致協力して考えようともしないどころかさせようとしない。無責任なのはいったいどちらなのか。
水力も頭打ちである。となると石油、石炭などの化石燃料に依存するしかない。これに依存したとき生じる地球温暖化はどうなるのかに、まともな返事は聞こえてこない。
原発の熱を冷ますのに、一体どれだけ海水の温度を上げているのか十分な検証もしていない。直ぐに地球温暖化と火力発電に結びつける発想はいかにも低次元な反論だ。生活、産業の中で電力を抑えようという考えはさらさらないとうのが原発推進者に共通する理論。

第二の具体的な提案がないと言うのは、一体どこをみていっているのか。道筋をつけようとし、話し合いの場を設けようと努力している人がどれだけいるか、あなた方の目は節穴か。メディアの割には視野が狭いんだね。都合の悪い事は報道したくないだけだろう。

それを今すぐ原発に変わる同等の代替エネルギーを示せ!というのは、乱暴な上に無責任。今すぐ世界中のすべての原発を停止させると世界はパニックになると、平気でいう石原慎太郎のような極論を出して人々を騙そうとうする点は、原発推進派に共通している。

原発を新しく作らない、段階的に減らしていく、その可能性をなぜ探ろうとしないのか。理由はわかっているよ。私も 関電→広告代理店→デザイン事務所の流れで仕事をしていたし。あなたといっしょさ。

原発導入のシナリオ ~ 冷戦下の対日原子力戦略
http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134#

それから、朝日新聞ほどの大手なら、自分の書いた記事は自分の名前ぐらいちゃんと書こうよ。

「福島の子どもたちを放射能から守れ!政府交渉」

2011年4月21日
ライブでみたけど、これは本当にひどい。
野菜は洗ってから検査しろだの、地面を掘った底の値を検査しろなど、放射能値を低く見積もろうとするのか、

何も知らない入ったばかりと思われる新人官僚をよこす。
国民をこけにしているとしか思えない。上司は誰だ。名前を模せ。

録画
責任から逃れられるなら人命もいとわない。もはや政治家、官僚は人間ではない。

流出放射能、4700兆ベクレル=高濃度汚染水、海に500トン超-福島第1原発
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011042100342

なぜメディアは報道しない!いい加減にしろっ!!!!
20mSv/年についても未だに大手メディアは報道していない。

20mSv/年の意味

2011年4月22日
日本、IAEA、アメリカの避難区域の違い
http://www.spiegel.de/flash/flash-25617.html

距離 40km
飯舘 5.42マイクロシーベルト/時
年間 47ミリシーベルト/年

距離 50km
郡山 1.76マイクロシーベルト/時
年間 15.4ミリシーベルト/年

20ミリシーベルト/年は、白血病労災基準値、18才以下は労働基準法違反にあたる。
レントゲン室などの隔離区域と同じ値となる。この室内での飲食は法律で禁止されている。
チェルノブイリの避難基準は 5ミリシーベルト/年

国は、大人も子供も、これまでの年間1ミリシーベルトの基準値を20ミリシーベルトに引き上げたので安全です。学校へ通わせて下さいと通達。この政府の対応に世界が驚いている。
前例のないチェルノブイリと、チェルノブイリの教訓を知りつつ行う政府の対応は、同じ次元で比較する事は間違っている。

チェルノブイリの教訓を知りながら、原発、既得権益保護のため、人命を軽視している。人殺しと言われても仕方がない。滞在外国人は 50km 以内に立ち入らないように勧告している諸外国の対応は正しい。そのことに対して政府は風評だと諸外国の対応を批判している。

明らかに国際機関の避難勧告指示の方が正しい。政府は、安全とする根拠を一切示していない。東電、政府おかかえの専門家のアドバイスに基づくの一点張り。


放射能を正しく理解するために (4/20)
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/index.htm
放射能を気にするあまり、精神的な病を招く事の方が問題だと。あくまで放射能は安全だと。

ひどすぎる・・・

孫 正義 記者会見

2011年4月22日
自由報道協会主催 孫 正義 記者会見
http://www.ustream.tv/recorded/14195781#utm_campaign=unknown&utm_source=14195781&utm_medium=social

前回民主党にプレゼンした内容。このような方向転換が必要だが、電力会社、政府、メディアの既得権益のために、更に原発を推進しようとしている。管総理も原発は続けると明言している。
暗殺されるんじゃないかという問い。私も同じ事を考えた。

情報統制、ネット報道規制、警察が動けるように法改正への動き。放射能汚染の虚偽など犯罪行為を平気で行っている政府を見ると本当に起こりえる事ではないかと思ってしまう。

インターネットの本質を理解出来ない古い政治家が通信規制に踏み切る可能性は否定できない。中東と同じ状況に陥るか否かは、日本人の情報リテラシーにかかっているように思う。

高濃度汚染水、海に500トン超

 2011年4月21日

流出放射能、4700兆ベクレル
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201104/2011042100342

人の子供でさえ健康被害があるのに、小さな生物へダメージは深刻であることは生物学者じゃなくても想像に難くない。遺伝子異常によりオスしか生まれなくなったり、絶滅する海洋生物も出てくるかもしれない。

地球は人間だけのものではない。全てが関わり合って生きていることは、今時の小学生でも知っていることだと思う。

「海洋への影響を評価したい」

という発言には大きな違和感を感じる。
人間も捕食関係にあるから、内部被爆は非常に怖いが、生態系への影響にしても、ものがいえない彼らに対して 十分な 調査、保護 に必要なコストも全額負担する必要がある。

2011年4月23日土曜日

東日本大震災 原発事故に見舞われた皆様へ

 この度の東日本大震災により被災された皆様、原発事故により避難を余儀なくされてる皆様に対しまして心よりお見舞い申し上げます。また、亡くなられたご家族やご友人に対しまして謹んでお悔やみを申し上げるとともに、犠牲になられた方々に対しまして謹んでご冥福をお祈りいたします。
 阪神淡路を経験した私としましても、とても人ごととは思えず、規模の大きさに加え、経験した事のない原発事故という大きな人災に対して、被災者とともに立ち向かう必要があると考えています。自分が今出来る事を考え、被災された、被害に遭われた皆様と一緒に頑張りたいと思っています。

東電サイトを検索

政府・東電 統合会見議事録から検索

規制庁・経産省・文科省から検索